表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある辺境のギルド職員について  作者: レスカ
ドラゴンとギルド職員
29/121

29

 

「何よ! こんな地にミスリル級は必要ない、もっと他にオーガ討伐など仕事があるだろう、よ! こっちはドラゴンよドラゴン!」


「へレーナさん落ち着いてください、あと飲み過ぎです」


 ……まあ、あれだ。案の定というかなんと言うか、予想通りこちらの上申は見事に弾かれたのだ。元本部務めの勘は伊達ではなかったようだ。

 そして自信満々て挑んでブチ折られた結果、ストレイの酒場で酒に溺れてるメイズのトップである。さっきから似たようなことしか言ってないし、うーんひどい。


「はあー  終わってんでしょあの腐れジジイ共!! 保身と功績しか考えてないし? 終わってんだろお!!!!」


「うわあ、大声出さないで。どうどう」


「ふぁーーーーーーっ!!!!」


「気持ちはわかりましたから。ほら、他の人にも迷惑でしょう」


 現状あんたも終わってるだろと言ってやりたいが、そこはなんとか飲み込んでなだめる。いつもパリッとキチキチ働いてるのに、酒が入った途端これである。なんでこう、クセが強いのしかいないんだ……。


「だったらおめえらがっ!! ドラゴンでもオーガでも何でもかってこいってんでええええ!!!!」


「あーほら続きは部屋で飲みましょ、ほらもう行きますよ。お口チャックです」


「うぼああぁああああ!! りゃああああああああ!!」


 よっぽど不満なのだろう、担いで宿まで戻るがその途中も、お口チャックどころかフルスロットルである。ああもう、叫びたいのはこっちだって。

 なんとかうるさい荷物を部屋まで担ぎ込んで、ベッドに転がしてやる。どうしてこうなった。


「もう寝ちゃってください、明日は起きたらメイズに戻りますよ」


「おんどりゃあああああ!!!!」


「うぇっ!?」


 それはベッドに転がした奇声をあげる荷物だったが、急に掴みかかってきた。咄嗟に手首を掴んで止めるがなんだこれ、普通に強い。意外なことに結構力が強い、押し負ける。まて、まって、このままだと……。

 押し返されて、まずは噛み付かれたのだった。そして噛み付かれ、さらに噛み付かれていった……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ