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ある辺境のギルド職員について  作者: レスカ
愛のゆくえ
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「合同訓練?」


「はい。アリシアさん一人であれば話は別でしたが、こうしてある程度の戦力が集まったわけです。もちろん標的にならないのが理想ですが、魔王襲来に備えておくべきかと」


 今のメイズにはアリシアさんに加え、ロイドさんとミスリルパーティが一組いる。

 ロイドさんとパーティでは以前すり合わせをしていたが、アリシアさんはそれに加わってないし、各々の役割を事前に把握しておいた方が動きやすいだろう。


「ロイドさんは単体での主戦力として、もう一方はリードを司令塔に、攻撃役と支援役が分かれたバランスのとれたパーティです。転生者であるヒロキさんとカエさんが前線に立ち、リブラさんとレイアさんが支援を。リュミは臨機応変に色々しているみたいです」


「なるほど」


「それらを実際に見て、うまいこと使えるかなどを確認。連携なんかも考えていただければと」


「ふむふむ」


 ロイドさん一人と違って、パーティ複数人との連携はさらに難しいだろう。連携はできなくとも互いに邪魔しないような行動をとれるよう、顔合わせはしておいてもらいたいところ。

 そしてギルドの隅にいた人物に声をかけて手招きする。


「それと、サラさん。こちらへ」


「あたしもかい」


「せっかくなので混ぜてもらってきてください」


「なるほど」


 ぶっちゃけアリシアさんとロイドさんには、サラさんを付けても収穫はあまり見込めないが、リードの下に付ければそこそこ伸びると予想している。実力の開きが前者よりかは小さく、パーティを率いるリーダーなら、伸ばすべき点や改善すべき欠点も見つけることだろう。


「期間限定です、使えるものは使おう精神でひとつ。よろしくお願いします」


「その通りだな。ミスリル陣に教えを乞う機会なんて貴重だ、ぜひ参加させてもらおうかね」


「おっけー。それじゃあ行こっか」


「他の皆さんはギルド裏に集めてあるので、頑張ってきてください」


 一緒にサラさんも伸ばせれば一石二鳥だろう。

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