3 種族認知大ピンチ
…
えい?
僕は、サキュバス?その上一位だと⁉
「姉さん!!」
僕は思わなく叫んで判棺から跳ね出した。
いくら手を加えても程があるでしょう?よりによってサキュバスなんて、男である僕は絶対にばれるんじゃない!
少し責める気持ちを含めて、僕は姉さんに向いた。
が、姉さんも僕と同じように驚かしい表情でぎょっとしている。
その反応が演じることじゃないみたい、なんか悪い予感が…
「いいえ、私、何もしなかったよ。これはいったい…」
おいおい、噓でしょう。でもどう考えても僕はサキュバスであるわけもないし、先のお嬢さんが残っている魔力のせいなのではないか。
「あ!分かった。」
姉さんが何かを思い出したように、手を打って叫ぶ。
「実はバー君が私の実弟じゃないことを!」
「姉弟関係から否定する⁉いやいや、一応僕たちのピンクな珍しい髪色は同じでしょう?」
「うそ?つまり私の弟を装うために髪を染める事まで⁉」
「生まれつきだよ!それより、中魔校と高魔校の資格検定の時、僕は無魔力だという検定結果じゃない?はっきりこの判棺が怪しいからでしょう!」
こんな時も冗談をするばかりなんて、姉さんがいったいどう副校長になったのかよ。
「いや、多言ですが、二人様の心配は余計だと思う。」
僕と姉さんが悩んでいる時、判棺を管理している魔族の男性が話しかけた。
もしかして何かの内情を知っていますか。
「僕に言わせると、砂丘ちゃんはサキュバスの中でも抜群の存在である。素直に言うと、世界に一番かわいいといえるほどの魅力を備えている。ちょっと恥ずかしいですが、先から砂丘ちゃんを見た時、僕の心はもう全部奪われた。『なるほど、これが一目惚れ』の気持ちは生まれたから初めてだ。ただ砂丘ちゃんと出会えることがもう一生の幸せだ。」
「お世辞と言っても誇張過ぎるから、そんな軽薄口をやめよう。」
それから砂丘ちゃんと呼ばないでください、気持ち悪いから…
権勢に媚びる風潮はどうしても抑圧するべき、僕が副校長の弟であるから胡麻をするのは今度限りだよ。
「いいえ、バー君、それはたぶん軽薄口じゃない…」
姉さんが僕の肩を軽く突いて、周りを見てと小声のヒントをくれた。
えい?異常がありますか。学校に来る時と同じで何も変わらないじゃない。
「あのさ、バー君、男たちから送られた視線は、下品と思はない?」
「そんなわけないでしょう。今僕の服が泥まみれで、鼻も醜い傷口があるので、それはたぶん嫌悪の視線だ。」
確かに入校からずっと周りの視線を集めているけど。
「いや、私も一応女の子、男の性的な視線に敏感です。彼達今絶対にバー君に対してヤバい妄想をめちゃくちゃ抱いているから。」
いや本当?もしかして先からみんなこんな目で僕を見ているの⁉
よく落ち着いて考えたら、確かに僕に視線を送るのは男だらけ、僕に対する態度も微妙に優しい。
まさかよ、ごく普通な魔族がサキュバスになることはできますか?更に男であって!全ての証拠がこの事実を導いているのに、超自然的過ぎるからどうにか受け入れられない!
そしたら、僕はついに最悪の変化を気づいた。
朝からどんなにセクシーな美少女を見ても、この身体も少し生理反応が起こらなかった。
そんな気分がないと思ったけど、今日は珍しい始業式だから、ずっとワクワクしていつもより興奮なのに、逆に反応がないことによって、もしかして僕の性欲もサキュバスになるとともに消えてしまったのだと⁉
「僕の性欲がっ!」
「なんでいきなり⁉」
僕は不意に甲走っちゃった。失態を犯したけど、こんなに大切なものを失った以上慌てない魔族はないでしょう!
周りの男ら僕の話を聞いたら、わあわあと議論百出になった。
「聞いた?あの砂丘ちゃんが『性欲!』って、きっと俺が好きになるから。」
「おめぇーと砂丘ちゃんは話すこともないでしょう、無理だよ無理、やはり俺に…」
「いいえいいえ、あんたのほうが余計に駄目だよ、砂丘ちゃんのように可愛い子に全然ふさわしくねえ。」
こんな対話を聞いたら、やはり僕はもうサキュバスになったことに反論の余地がないんだ。
でも突然すぎるだろう!いったいいつから…昨日まで一切が正常であったのに!
「あ!」
そうだ、てっきり通学路にいるその蛇が元凶だ!
昨日から学校に着く前に、異動を起こりられるのはあいつだけだ!
そのために僕を齧ったのか。でもその蛇について、僕がサキュバスになってもなんの利益もないでしょう!
もしただ魔族をサキュバスに変換できる珍しい毒を帯びた蛇だったら、僕も不幸すぎるじゃねいか!
「有り得ない!」
僕が悩んでいるうちに、何か似てる声が聞こえた。その正体を見ると、先ほど離れた金髪のお嬢さんだ。
なぜだかすっごく腹が立っているみたい、高い靴で地元にぺたぺたと叩きながら僕に歩き向いてる。
確かに風雪鏡と呼ぶのが覚えてる。
「これカンニングでしょう!幻術とか媚薬とか、なんでもいいから、君が絶対に裏では何かの手段を使ったわ!」
「いや、僕も状況をよくわからんから。」
僕はこの勢い良い責問に退縮した、貴族の身分は言うに及ばず、彼女の気持ちが僕もわかる。
いつも一位である優れるサキュバスがどこから現れた無名な男に劣るなんて、一時的に受け入れられないだろう。
僕も面倒を引き起こしたくない、更にサキュバス第一位の名誉が男である僕にとってマイナスの面がましだから、ここはとりあえず譲るほうが無難だ。
「実は僕も自分が一位である魅力がないと思う、どう考えても風雪さんのほうが可愛くて美しい、もしできれば、この第一位の称号を送ってもっ…」
「ふざけるな!」
えい、彼女の願通りに一位を譲ろうとしたいのに、なぜ逆に怒らせるの?
「あなたのその施すみたいな態度でむかつくわ!第一位は本来あたしのもの、『送って』は何?『進呈する』をいうべきでしょう?それからあたしへの称呼もごく失礼だわ、『風雪さん』じゃなくて『風雪様』と呼ぶべきでしょう?全く、今の男ったら、非常識にもほどを付けろよ。」
一体どっちの態度が悪いのか⁉でも争いを起こすと姉さんも困る、忍ばないと…
「では、第一位の称号を進呈して差し上げればいかがでしょうか、風雪様?」
「嫌だ、要らない。」
なっ⁉
「第一位とはもうあなたに汚されるから、その称呼はもう一種の貶しだわ。今時始業式にスーツを着る奴がいるなんてダサいわ。その上に埃が丸付け、そんなの魔族に第一位を受けるなんて嫌だわ。」
わかりました。
もう完全にわかりました、このチャーミングなお嬢さんが最悪の性格を持っていること!
「風雪様は確かに『鏡の魔』だよね?」僕は怒りを抑えて問う。
「ああ、尊い鏡の魔ですよ、あなたと比べて確かに上位の魔族だけどさ。」
「それじゃ納得しました、なんて風雪様の胸が鏡のように平坦であることを。」
「な、なんですって⁉」
痛みところが刺されたみたいな、この自惚れお嬢さま。
「いや、なんで世界にこんなに平坦な胸があるのかと悩んでいるから、解いてくれてありがとうな、か・が・み・さ・ん。」
「黙れ!」
「黙れないよ風雪様、あなた様のそのごく平坦な胸への尊敬の気持ちが抑えられなくて溢れたから。そんな胸はもう科学者が研究したいほどの平さだよ、恐らくその胸を見たら、この星が丸だということが気づかれたでしょう。まさに『平』という字そのものの化身、さすが風雪様ですよね、今後もその宝の胸を大事にして、少しでも成長しないでくださいね。」
僕でも怒るよ、余計なことを避けたいが、こんなになめられたら反撃するのもしょうがないでしょう?
「あんた…」
風雪は唇も震えるほどに囁いて、この脅かす口調はまさに宣戦布告だ。
嵐前の静かさみたいに、現場は一瞬で沈黙の雰囲気に囲まれた。言い争うならいつでも付き合ってる。
「ひどいよ…」
えい?
予想以外に可憐な様子で、聞くのも難しい小声で呻いて、豆みたいな涙もばらばらと地元に落ちた。
「こんな屈辱が生まれから初めて…覚えてとけ、このピンク虫!ぐ、グワーッ…」
「あ、ちょっ、ごめんー」
『ビーン、ボーン。もうすぐ始業式が開始するなので、スタービルの前に集まってください。』
泣いて駆け去った彼女を追い込むところに、あいにくアナウンスが響いた。
どうしよう、このままほっておいても大丈夫ですか。
でも、もう始業式の時間だから…
とても動揺している僕の肩に、姉さんが苦笑しながら手をかけた。
「喧嘩もよくあることだあから、そんなに気にしないで。謝るなら後でいこう。」
「うん…」
彼女が雲の上の態度を表したから、僕はただ不満を表したいだけのに、なんでこんなに強い負罪感が…
だが、どういっても彼女に泣かせた僕は確かにやりすぎるかも、やっぱり謝るほうがいいと思う。
気がむしゃくしゃするけど、風雪さんのことは後にしよう、とりあえずその『スタービル』に行こう。
「バー君はまだ茶味学園のレイアウトを詳しく知らないでしょう、この学校は空から見ると正五角形に見えますよ。スタービルは学校の真ん中に座って、五つの角がちょっと学校を五等分します。いま私たちがいることはその一つの区画だよ。道に沿って北へ真っ直ぐに歩けばたどり着けます。私が始業式を司会するから、先に行きますよ~」
これだけのことをいう後、姉さんが突然に姿が消えた。
「まだ瞬間移動か。」
姉さんの能力がとっくに知っているけど、何度見ても驚く。これも副校長を担えるファクターの一つでしょう。
でもスタービルに行ったら僕を連れて行けばいいじゃない?行くと言ったらすぐ消えるのは彼女にふさわしいマイペースだけど。
まあ、学校に慣れるのチャンスだし、自分でゆこう。
っと思うとき、一人の知らない女の子が突然に話をかけてきた。
「君、サキュバスでしょう!」
少女が黒いサイドテールを振りながら、由緒なしで勝手に抱きしめてくれた。