2 資格『棺』定
「だーれだ~」
この元気そうな声とともに、僕の視野が真っ黒に遮られた。
「いいから姉さん、声出さなくてもわかるよ。」
「なんだよ、もっと合わせてもいいのに…」
僕は姉さんの手を引き去って、後ろにいるその姿を向いた。
小さい角とフルフルと揺れる尻尾が砂丘美羽宮という名の悪魔の種族を強調している。明らかな笑顔と八重歯が姉さんの可愛さをさらに増える。
僕と同じ色のピンク髪は親族の証だけど、僕と違って、姉さんはショートヘアだ。僕より4歳長ずるのに、その外見と元気そうな性格から見ると、妹の方だと勘違いかもしれません。
でも、姉さんの本性を知っている僕は容易く警戒を捨てるわけがない。
「バー君ったら、相変わらず冷たいよね。」
姉さんがわざとムーっとした顔をして、甘える口調で不満を撒いた。
「またいたずらするつもりでしょう、堤防しなきゃ騙されることが知っているよ。」
「そんな!」
姉さんが悔しい顔をして、涙まで目の縁に溜まって始まる。もしかして冤罪?これじゃ罪悪感が芽生えるよ…
「『いたずらするつもり』って、そんなことをしませんよ!もういたずら出来たよ!ほら、印肉。」
姉さんの真赤の手のひらを見ると、僕を軽く目を拭いて、顔にもう印肉が付いたことがわかった。
「やっぱり意地悪な姉さんを信じるべきじゃない!」
「大丈夫です、容易く洗えるから、バー君は自己責をやめて。」
「こっちのセリフでしょう!なんで勝手に被害者⁉」
「えい?姉さんは元々自己責をしていないから、心配しないで!」
「いや反省してくださいよ!」
なんなんだよ一体…彼女はほんとに副校長ですか?全然ロクじゃない。
「冗談はさておく、鼻の傷はどういうこと?」
姉さんが言いながらハンカチで僕の顔についてる印肉を拭き取った。
「えっ⁉いや、その…今のファッションだから!」
姉さんはいたずら好きだけど、心配させるのはやっぱり良くない。
しないとよく心配の言い訳でいたずらしてきたから。
「今の若者のセンスは変だな…まあいいか、それより、早く判棺に入らない?」
「言わなくても…」
姉さんから棺おけに入る勧誘がどこか怪しいけど。
でも、姉さんは僕が魔力がないことを知っているのに、わざと判棺へ促すなんて、姉さんがやはり意地悪!
行きたくないけど、資格検定は入学する際に必須だからしょうがない。
中魔校と高魔校の時、魔力のレベルによって違うクラスに分けたから、僕はずっと一番低いレベルのクラスにいる。
でも大魔校に入ると、魔力のレベルだけじゃなく、専攻分野も要素として考え入りますから、魔力のない僕はどの分野に分配されるのか?
いや正直に言うと、僕はまだどの分野があるのかも分からない。
本来ならば、魔力がないから、知らずの大魔校に入る或いは就職するつもりだけど、姉さんに強引に入学された以来真面目に大魔校の分野を考えるのは初めてだ。
考える間にもう隊列に並び始めた。新入生はともかく、判棺を管理してる先輩たちみんな姉さんを知っているから、全員妙な視線を投げてくれるからせかせかしてやまらない。
落ち着くために、僕は注意力を判棺から出たばかりの黒い小人に移した。
『名前:ダーク・ミラノ
種族:ドワーフ
インフォメーション録入中…
分析中…
魔科学専攻:第56位
推薦コース:武器鍛治
得意分野:ロケットランチャー』
という機械感が溢れる声がダークが判棺から出るともに出た。
…それより、この学校はロケットランチャーを作れるやつがいるなんて、ちょっと危険過ぎじゃない?
「うちの生徒ったら…」
姉さんも同じ心配を持っているそうで、憂げそうな表情を出した。
「こいつもあいつもこんなに優秀で、こんなに優れている学生まで今はもう56位にいるなんて、これじゃうちのかわいい弟がてっきり最後尾に至るじゃないか!」
「そっちを心配⁉」
確かに君のその馬鹿な弟は最下位なんだけど!姉さんがやっぱり嘲笑するためにから来たんでしょう!
「あっ、そういえば、そのランキングみたいな順位は一体どんなこと?」
「それはさあ~」
僕の疑問を聞いたら、姉さんが胸を抱いて、誇らしい調子に乗った。
「茶味学園の生物技術の成果だよ~幼い頃から判棺を一緒に育てて、魔力のネットを構築することによって、学生のデータベースを立てることができること!」
なぜだかちょっと倫理を違反する感じ…
次の魔族が入るとともに、戦闘専攻アーチャーコースという報告が出た。
「今度は戦闘専攻か…」僕は顎に手を当てて、専攻の領域を暗記した。
「まあ、みんな一応魔族だから、戦闘専攻に入る学生の割合が一番高いよ。ところで、バー君は専攻の種類を知ってる?」
「いえ、全然…」
大魔校に入れても真っ白な紙のような僕に少し恥ずかしいと思い始めた…
「じゃあ、私で教えてあげよう~」
姉さんが知らないどこから取った眼鏡をかけて解釈し始める
「みんなの得意なことがそれぞれ違うけど、わが校に一応五種類に分けました。それは戦闘、理論魔術、魔科学、召喚とサキュバス」。
「えい?なんでわざとサキュバスを専攻に…」
「ほんとにせっかちな子、今から教えるから。」
コホンっと大げさに咳をしたら、姉さんが続いた。
「サキュバスを特別にする原因をいう前に、先に各専攻の内容を教えよう。
戦闘は字面通りの戦士を培う専攻である。アーチャー、モンク、ブラックマジシャンそしてあらゆる戦場に役立てる魔族この専攻の下に分ける。
理論魔術は戦闘特化の魔術師と違う、研究室に新たな魔術や魔術回路の繰り回す方法とか研究する室内派。研究者と呼びますけど、多少なら魔術を使えるから、魔力のない雑魚である君は絶対にそいつらをあらさがしをしないでね。」
「姉さんのほうがあらさがしをしてんじゃねえ⁉」
なんでいつも魔力がないことをわざと触れるのよ!
「心配しているから、まあ、どうしても自身を守るのは大切ですよ。
今の話を続いて、魔科学は簡単に言うと科学者。魔ソコン、飛行機とかを発明する魔族もこの学校から卒業した者なのよ。タンクとか兵器もこの分野の研究テーマ。偉くて尊敬するべき仕事です…けど、中に変人を割合が割と高いから、気をつけてください。
そしては召喚、儀式とか冷媒とかで魔獣を召喚するだけじゃなくて、魔獣の培養と習性の研究も含んで、生物学者と言える専攻です。
色々話したら、ついに注目のサキュバスに…!」
「やっと!」
「サキュバスは魔術に分けた魅惑の術と幻術とかと違う、手段じゃなくて魅力で人の心を捕まえる技術だ。直接に言うと悩殺。皆もいろんな能力を備えているけど、容姿だけが常軌をそらすほどに優れているから、特別に専攻を設けた。」
「なるほど。」
つまり…サキュバス専攻の学生たちが全員美少女じゃないか!この学校の宝庫と言ってもいい!こんな専攻に入ったら…
「心の音が全部顔に書いているよ、バー君。」
「いや⁉すまん!」
「大丈夫だよ、男だからしょうがないこと。」
確かに、学校にきた後可愛い女の子をたくさん見ました。というか、今僕の周りもいろんな美人がいる、パラダイスと言えるの美少女濃度だ。
でも僕の体が逆にほんの少しの反応もない、多分朝に蛇にかじまれてそんな気分がなくなったかな。
だけど、もしそんな専攻に入れれば…
「ちなみに、別に水を差したいとかではないけど、サキュバスは女の子しかない。今まで男のサキュバスを発見することはないから、サキュバス専攻に入る妄想が今打ち消すほうがいいよ。」
「ぐっ…また見抜かれた…でもせめて日常生活に会えるとは!」
「バー君がわかりやすいから。しかも、サキュバスのカレッジがほかの専攻とすっかり異なるから、多分会える機会が少ないよ。」
くそー、こんなに大勢いの美少女がいるのに、会うだけもこんなに難しいことなのかよ!
姉さんとしゃべる間に、もうすぐ僕の出番。隊列にただ前の一人が残っている。
『名前:風雪 鏡
種族:鏡の魔
インフォメーション録入中…
分析中…
サキュバス専攻:第1位
特長:生まれつきの美しさ
不足:高過ぎるプライド』
という検定結果とともに、ある金髪美少女が判棺から出ている。銀白色の短いドレスに水色のリボンが綴じている。膝及びのブーツが口から二枚に分けて反て、きれいな金の編み糸が見える。そこから伸びて太ももまで包む白いニーソックスが彼女の足の細い曲線を強調している。
もっとも惹かれるのはその体にたくさん掛かっている装飾品の小鏡と、彼女の鏡のように何もかも映し出せる瞳。日光を反射して神聖感とミステリーを一層塗った。その美しさと雪のように透き通る肌がまるで生きている天使みたい。美人という言葉に一つの画像を加えると、彼女の写真を付くのは最も適切でしょう。
その華美な格好をどう見ても、ある権勢のある貴族のお嬢さんのようだ。
「フン、予想通りに退屈な学校ですわ。魔界一の学校に入ったらもっと挑戦するかいのある相手を見つけられると思うのに、結局目に入らない者の集まりではないかしら?」
僕が彼女の美しい容姿に今日がしているうちに、彼女がこうゆう狂言を言い放った。
貴族のお嬢さんだから、尚且つその美しさと争う者がいないのも事実である、反論しようとも反論できないだろう。
彼女が得意な顔をしてゆっくりと離れるあと、僕は判棺の中に倒れた。僕が魔力がないから、魔力が棺おけに吸われる感覚ももちろんない。
「バー君安心して、検査結果をリライトしてあげるから。」
「わざと僕を次いできてやはりこのためか…」
魔界一の学校だから、魔力がないと検定し出したら、きっと容赦なく退学する。そのため副校長である姉さんが僕と一緒に検定することは僕も分かってる。
すると、資格検定の結果も裁きのように下した。
『名前:砂丘 葉須
種族:サキュバス
インフォメーション録入中…
分析中…
ランキング更新…
サキュバス専攻:第1位
特長:どこも優れているので特長なし
不足:なし』
…
えい?