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いつわり

作者: 栄啓あい

 私はいろんな顔を持っている。


 家での顔、学校全体での顔、仲良い友達といるときの顔、後輩への顔、先輩への顔、先生への顔、クラスメイトへの顔、外の友達への顔、親戚への顔、社会全体への顔、赤の他人と話すときの顔、同業者への顔…


 そして一人でいるときの顔


 あげだしたらきりがないくらい たくさんある


 でも それのどれが自分の本当の顔であるか 自分でもわからない


 どの顔も真意や正しさがありつつも 何かを偽っている

 

 世の中に偽りのない人なんて ほとんどいないだろう

 

 みんな何かしら隠しているし 何かしら嘘をついている


 たとえそれが小さくても はたまた大きくても

 

 偽りであることは同じだ


 偽りは ないほうがやはり良い


 しかし 自分を大きく見せるため 自分が煙たがられないため


 偽りは必要なことだってある


 それはもう しょうがないことなのだ


 むしろ 堂々としすぎていてもよくないのかもしれない


 本当に大切なのは

 

 何か考えるときに 自分の気持ちを自分の言葉で伝えられるかということである


 自分を自分の内から表現して理解してもらおうとすることは


 とても難しく しかしとても楽しいことであろう


 自分を考えることによって 自分自身の人生を豊かにしてくれるはずだ


 だから私は今日も 自分を理解しようとしながら 


 いろんな自分の顔を見つけていく

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― 新着の感想 ―
[一言]  読ませていただきました。 思いがこもった詩ですね。 確かに、私たちはみんないろんな顔をもってますよね。 それは、人として生きていくうえで必要なことです。 いや~自分が若い頃なんか、そん…
[一言] ジュースの缶ですら 横から見たら四角 上から見たら丸 だからそれは全部、自分です(o゜▽゜)
[良い点] >本当に大切なのは  何か考えるときに 自分の気持ちを自分の言葉で伝えられるかということである おっしゃる通りだと思います。同感です! >自分を自分の内から表現して理解してもらおうと…
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