#4
時は数十分前のブラックホール状の空間から出てきた、カイヤナイトメンバーの話に戻る。
【レーダーは何処を指してる?】
【地名すら表記に無いな】
ジャガーとトシは自機のレーダーと地形データを調べていた。
【さっき敵反応と所属不明機の反応がありましたけど、こっちはどうします?】
エムジーはムックに尋ねた。
【う~ん、野良プレイヤーなら助けても襲われる可能性があるしね、ハルさんの偵察が終わってからでもいいでしょ】
ムックはアキの方を向いて尋ねる。
【長老のムックさんがそう言うなら、俺はそれでいいよ】
【ちょっと待って!同じ歳っしょ!!しかもコミュの責任者もアキさんじゃん、実質上アキさんが年上みたいなものでしょ!!!】
【なに言っちゃってくれてんの!学年は同じでも、ムックさんの方が早生まれなんだからな!!
大事なことだから二回言うぞ、ムックさんの方が早生まれだかんな!!!】
このやり取りを見ていたカガミはおどおどしながらも【一応次の行動の予定を…】と、言葉に出そうとしたが、ハヤテとリュウが呆れるように
【ほっとけ、いつもの事だから。アキさん、ムックさん、下らな…どうでもいい団栗の背比べは今度にして、次の行動準備するよ】
【大体なにか問題が発生したとしても、どのみちトップの二人が責任を取るんだから、歳なんてどうでもいいよ】
『なんだと、コノヤロウ!!!』と怒るアキとムック
だがそこに、爆音と銃撃音が聞こえてきた。
ダイとベンベンが
【今の爆発音は機体が大破した音ですね】
【銃撃音からして……こっちに近づいてきてるな】
【行動するなら早くしないと、多分全滅するんじゃないですか】
【イベントじゃなかったら、弾薬の無駄だぜ。まぁ、ダイ君持ちなら別にいいけど】
【ハルさんを待ちましょう!弾薬大事、これ絶対。ついでにプレイヤーが死んだなら、アイテムの再利用に有効活用して上げよう。それが供養と言うものだ】
ダイのセリフにカガミが苦笑いしていた時だ。
【おーい、皆聞こえるかぁ~?】
全員の機体ディスプレイに表示されたのは、ハルの専用機マークスマインだった。
アキが全員に代わりハルとの無線のやり取りをしだす
【どうだった、プレイヤーだったかい?】
【それが……よくは分からなかったんだは、多分だけどプレイヤーではない…と思う】
【ハルくんの感的には、どうだい】
【イベントミッションだと思う。無線から姫とか、城塞とか聞こえたからな】
【分かった、ならハルくんの直感を信じよう!みんないいね?】
アキの問いかけに全員声を合わせ『OK!』と答える。
【そんじゃ行きますか!!!】
それぞれの機体はバランスを取りながら、山の崖を滑り落ちるように進軍をしだした。