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 外に出たシオンたちに、上空から声が聞こえた。 

「何たる体たらくだ、力を蓄えて戻って来たというのに、獲物は情けない姿に戻ってしまっているとはね?」

空中に浮かぶ声の主はキュクロプス──アクアマリンのように澄んでいた装甲は、電流を帯び、光り輝いていた。

空一面を黒い雷雲が覆い尽くし、周囲は夜のような暗さ──キュクロプスだけが、唯一の光源と言っても過言ではない。

「蓄えた──まさか、変電所を……?」

さてらいとは呟く。

「人形風情の割になかなか鋭いじゃないか。少し見直したよ」

キュクロプスは悠然と返答した。

「この暗さは……まさか……」

タタラの不安を裏打ちするように、キュクロプスは答える。

「そう、この街すべての電力を頂いたよ。復旧までには時間が必要だろうね。だがこれは人類の進化のために必要な──」

「黙れよ。お前の声は──言い訳がましい言葉は……もう聞き飽きた!」

蒼は変身し、跳躍してキュクロプスに殴りかかった。


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