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 シオンとサテライトは延々と続く通路を走っていた。時折現れるクローン怪人を一瞬にして叩きのめしつつ進むが、延々と終わりは見えない。

「みんな来ないな…こっちの道、間違いだったんじゃ……」

「だとしても、行き止まりに行き着くまで、探索は必須だよ。情報が漏れていたから、親玉には会えないかもしれないけどね……」

「そうだな。何か残ってるかも……あ」

足を止めたシオンたちの前には巨大な金属製の扉。重々しい雰囲気で、侵入者を拒もうと──

「よっ、と」

シオンの軽い掛け声と共に扉は蹴破られた。

「何ボーッとしてるんだ、さてらいと?らしくないぞ」

「あ、いや……少し、君が遠いところに行ってしまいそうで、それ──その日が少しずつ、迫っている気がするんだ」

「何言ってるんだ?」

「わからない、僕にも。こんなのは、初めてだ。生まれてから、君たちほど長くはないけれど──きっと、これが不安とか、そういう感情なんだろうね」

「よくわかんないけど、まぁきっと大丈夫さ。行こうぜ。」

「ああ、うん」

シオンに促され、サテライトは扉があった入口から中に進んだ。



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