7話
更新速度早くねぇ?だって?
でき次第投稿してますからねー。書きだめ?そんなもんねぇぜ!!
ということでお読みくださいませませ〜
「響はインデスでのクエストってどんなのがあるか知ってる?」
「知らない」
「さいですか。じゃあ説明するね。クエストの種類は大まかにわけて大地人からの会話で始まる〈ランダムクエスト〉。大地人やプレイヤーから何も介さないで名指しで行われる〈個人クエスト〉。そしてギルドから斡旋される〈ギルドクエスト〉と〈職業クエスト〉だね」
「ふんふん」
「そして私たちが今から行くのは〈冒険者ギルド〉っていって、モンスターの討伐だったり、アイテムの収集、護衛、雑事とかいろんなクエストを斡旋してくれるの」
「ほへー」
「あと最後に職業クエストだけど、これはまぁRPしたい人向けだねー。冒険者も一応これに該当するけど」
「はぇー。それでクエストごとに違いってあるの?」
「そうだねー。ランダムクエストはクリアすると報酬が現物が多いのとちょっとの成長ポイントが貰えて、個人クエストはレアなアイテムとかたくさんのお金が貰えるの。ギルドクエストはクリアするごとにギルドポイントっていうのが貰えて、それが一定まで溜まるとギルドランクって言うのが上がるの。ランクが上がればより報酬の高いクエストが出来るからお金稼ぎならこっちがいいんだよね。職業クエストはただのお仕事だから説明は省くね」
「ふむふむ。個人とギルドクエストってあんまり区別ないような気がするけどどうなの?」
わたしが桜子に聞いてみると、桜子は首をひねって少し考える仕草をしたあとに答えた。
「いまいち区別がつかないんだよね〜。けど、言えるのは個人クエストはどちらかと言うと犯罪的なのが多い感じかな?」
「なるほど……」
そりゃあ確かになにかを介すわけにも行きませんよねー。ハハハ
「ちなみにお金を稼ぎたいならギルドクエストがオススメなんだってー」
「よしギルドクエストやろう。ビッシバッシやろう!」
お金がないんでスっ!!
「おー、急にやる気になったけどどったの?」
「実はかくかくしかじかという理由がありましてね」
「なるほど。金欠なんだね響」
うっそやろ。いまので伝わるんか………
「もちろんです。プロですから」
「わけわかんないっす……」
そうして私らはちょっとおバカな会話をしつつ、桜子の言っていた冒険者ギルドに到着しました。
「大きいね。何階あるんだろ」
「たしか三階建てだよ。それにね、裏に修練場っていうのがあるんだよ」
「すごいねー」
「それにここの酒場のランチ美味しいからオススメだよ」
ギルドの扉を潜り、私たちは受け付けへと進む。
「本日はどのようなご要件でしょうか?」
「この子の登録に来ました!」
「どうも」
受け付けのお姉さんに軽く会釈をする。
「かしこまりました。ではこの用紙に名前と性別、年齢のご記入をお願いできますか?」
お姉さんにボードに留められた用紙を渡された。ファンタジーゲームなのに言語は日本語なんだ……
そのことを桜子に聞いてみると、
「あぁ、それは翻訳システムだね。もともとこっちオリジナルの言語あるけど、それだと聞き取れないし読めないでしょ?だからシステムでその地域の言語に翻訳して表示しているだよ。システムの設定いじれば英語とかいろんな言語に変えられるよ」
「なるほど〜」
試しにメニュー開いて言語設定を『日本語』を解除して紙を見てみる。
『■■■──■■■◆◆▲▲─▲▲◆◆』
「うっわぁ……」
「■■■───◆◆◆◆?◆◆◆◆〜」
「■■■◆◆!!?▲▲▲◆◆■●●」
おまけに周りの大地人も何を言っているのが理解ができなかった。
すぐに私は言語設定を元に戻す。
「どうだったー?」
「何も知らない国に1人で放り出されたような気分だった……」
「語学堪能な響さんがいいます〜?」
「あのねぇ?いくら私がいろんな言語を喋れても全くの未知の世界の言葉なんてわかるわけないでしょーが。はいこれ」
「確かに確認できました。では少々お待ちください」
スラスラーっと必要事項を書き込み、それをお姉さんに手渡すとそう言われ、私と桜子は時間を潰すために併設されている酒場の近くの空いていた席に座る。
「なにかご注文はありますか?」
すると、すぐに酒場の店員が注文を聞いてきたのですぐに品物を頼む。
「えーっとね〜……じゃあチーズケーキ!」
「私はランチセット1つ」
「私はチョコレートケーキを宜しくね」
さっき桜子の言ってたランチ気になってたんですよね。
そしていつの間にかジャッジメントも私の隣に座っており、流れるように注文をした。
「かしこまりましたー。チーズケーキをひとつ、ランチセットを1つ、チョコレートケーキがひとつですね?」
「そうだよー」
「それでは少々お待ちください」
私たちの注文を店員が確認して、厨房へと戻っていく。
それから程なくして、受け付けのお姉さんにお呼びがかかった。
「こちらが冒険者カードになります。詳しいことはこのカードの裏にご記入されていますので参照をお願いします。それと、カードを紛失した場合の再発行には1万フランが必要なのでご注意を。それでは、良い冒険者ライフを」
事務的な口調でそう告げられ、私は渡された金属カードを手に取り元の席に戻る。
「でねー、響ってば寝言で『や、やめろぉ……チーズがドリルに勝てるわけないだろー!』って言ってたんだよねぇ。思わず大爆笑しちゃったんだ」
「クスクスクス……マスターは随分とお茶目なのね」
すると、いつのまにかジャッジメントと桜子が仲直りしていた。
「仲悪いんじゃなかったの?二人とも」
「彼女と話してみたら意外と弾んだのよマスター」
「それは良かったね。というか桜子私そんな寝言言ってたっけ?」
「先週の講義のときにねー」
「マジですか」
軽くその事実に驚きつつ、私は席に座ると同時に頼んでいた料理が来た。
「きたきたー!」
「いい匂い」
「頂きまーす」
各々頼んだものを手元に置き、一斉に食べ始める。
「それで桜子。どんなクエストやるの?」
「んー、護衛とかはプレイヤーだとリアルの都合とかで基本的に大地人からは受けられないから、やっぱり採取とか討伐かなー」
「ならこれはどうかしら?」
ジャッジメントは机の中心に一枚の紙を置いて、私と桜子がそれをのぞき込む。
『混血竜の討伐』
難易度:★×8
場所:ザンギヨ鉱山
報酬:5000万フラン
備考:討伐してくれたのなら鉱山にあるミスリルを好きなだけ採掘してくれても構わない。
「「無理」」
「あら残念」
見事に私と桜子の声がハモリ、ジャッジメントはそんな風には見えない様子でチョコレートケーキを食べる。
一方私と桜子は近くにあった、現在受けられるプレイヤー向けクエストの冊子のページを1枚1枚見ていく。
「なかなかいいものがないねぇ……」
「なんかこう……一気にバーッて稼げるの無いかなぁ」
そんなのあるわけねーだろって?探したら見つかるかもしれないでしょうが。
講義に使うような参考書よりも分厚い冊子を半分くらいまで目を通し、軽く疲れたので休憩のために半分くらいまで減っていたランチを食べ進める。
「そういや聞いたか?また例の森にヤツが出たらしいぞ」
ん?
「ああ聞いたぜ。リンクスの何人かが討伐に向かったらしいけど返り討ちにあったっぽいな」
すると、すぐ後ろの席にいた冒険者の大地人が興味深い会話をしていたので、私は食べながら聞き耳をたてたが、すぐに別の話題に移ってしまったので私は目の前のご飯に意識を集中させる。
「あ、響!このクエスト結構いいよ!」
そしたらすぐに桜子が、私の視線を遮るようにクエストをまとめた冊子をやってきた。
えーとなになに……
『ジャイアントスネーク五頭の討伐』
難易度:★×4
場所:要塞都市ラーガ周辺の森林
報酬:25万フラン
備考:ほかのモンスターを倒せば、さらに報酬を上乗せ。
ほう……ほうほうほ〜う。
「これ受けよう桜子」
「へっへっへ〜、既にやっておきましたよ奥さん」
聞いたことの無いモンスターだけど、推奨レベルは19。
私のレベルは14で、桜子は聞いたところによると17なので気をつければ比較的大丈夫……だろう!
私と桜子の目が$マークにしてグヘヘと笑い声を漏らしそんな会話を繰り広げていたというのをあとからジャッジメントから聞きましたとさ。
このゲームでの移動手段は海路か陸路しかない。なぜ空路がないのかと言うと、空は強力な竜種や飛行型モンスターのテリトリーだからだ。
そのため、プレイヤーや大地人たちは馬車か『アースリザード』という亜竜種をテイムしてその後ろに荷台をつけた竜車や船を足にして大陸をいどうしている。
このアメリア王国周辺に広がっている初心者向けフィールドの【アメリア平原】。
そして、そこから南東に街道を道なりに進んで行った先にあるのが私たちが向かう【要塞都市ラーガ】がある。
この都市の特徴は周囲を鬱蒼とした森に囲まれており、その森を住処とするモンスターがウジャウジャいるために、王国のプレイヤーたちの間では中級者の中で腕試しをしたいならはここがオススメとの話だ。
そして、大地人側からしたら森にいるモンスターたちが王国になだれ込むのを防ぐための防波堤の役割でもある……らしい。
「ふんふふ〜ん」
「ぬぬぬぬ……」
「平和ね」
竜車の荷台の椅子に腰掛け、私たち3人はそれぞれ時間を潰していた。
私はギルドで買っておいたクロスワードを埋めていき、桜子は講義のレポートを仕上げるために資料とにらめっこで、ジャッジメントはゆっくりと流れていく景色を眺めている。
「ぬわああああん疲れたもおおおおおん!」
そして集中力が切れたのか、桜子はそう叫んで後ろへ倒れ込んでしまった。
「桜子うるさい」
「だってだってー、こんなのやる気出ないんですモーン。響はこれ終わったの?」
「とっくに終わらせてるよ」
「うっそーん。どんな内容?」
「『人間の闘争に対しての適応性』って題材」
「物騒な内容だね〜」
「少し昔にどっかの教授が出した論文をひっぱりだして、私流に解釈して添削と付け加えをした程度だけどねー」
ものの数分で解き終えたクロスワードをインベントリにしまい、私は手持ち無沙汰になったのでインベントリから複雑な立体パズルを取り出して解き始めた。
「そういえ響って暇があったらそういうふうにパズルとか解いてるけど好きなの?」
「べつにー。ただお父さんが同じように時間があればパズルやってたから小さい頃真似してて気がついたら習慣になってた感じ。はいおわりー」
「はやっ……5分もかかってないよ?」
「まあねー。桜子もやる?」
「やるやる〜」
もう1つパズルを桜子に手渡すと桜子もパズルをとき始め、私も新しいパズルをとき始めた。
すると、
『思考速度が一定値を超えました。獲得条件を満たしたためにスキル《思考加速 Lv.1》を獲得しました』
「お?」
「どったの響」
「なんかスキル手に入った」
「へー、どんな?」
「《思考加速》ってやつ」
ちなみに効果はこんな感じ。
《思考加速 Lv.1》
思考速度を2倍にさせる。レベルが上がる事に倍率が上がっていく。
【獲得条件】
パズルやボードゲームなどの頭を使う行動を一定時間以内に複数回クリアすること。
ふむふむ……なかなかに便利なスキルだ。
「勉強するのに便利そうなスキルだね」
「別に勉強に困るようなことは無いんだけどね」
「無自覚で頭いい発言きましたよ!羨ましい!!」
「2人ともうるさいわよ」
「「ア、ハイ」」
ジャッジメントに怒られちゃった……
"ジャッジメント"
年齢:外見年齢は9歳
身長:135
体重:30(本人談)
好きなこと:響と一緒にいること
嫌いなこと:響と一緒にいないこと
髪色:黒
瞳:角度によって黒から赤
カテゴリー:Unique
武器形状:十字架型の双剣
特徴:響のDA。常に蠱惑的な頬笑みを浮かべており、彼女の兄の幹也が言うには『甘い蜜を餌に虫を捕まえて溶かして食う食虫植物みてぇだ。あと蜘蛛だな蜘蛛』との談。
そして何よりも響が好きである。いわゆるヤンデレ属性。
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