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召喚された勇者は復讐をする  作者: あめみや
第三章 魔族編
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ネタばらし

やべ、足いてぇ。

「あなたたちは自らの場所を交換出来るのね...。そして、あなたの方は分身体で事実上の不死身。それを利用しているというところかな」


「ん?まぁ、そんなもんだったか?俺はそういう理屈とかよくわかってねぇんだ。そうなのか?」


完全に脳筋であるガモンは自分たちの仕組みすら理解できていないらしい。


「え、よくわかりましたね。お、おかしいなぁ。誰にもいってないのに。まぁ、それでもいいんですけど」


ネタが割れても、焦る顔をすることはなく、特に動揺した様子もない。


そんな中、動いたのはユイだ。


瞬間、ダモンの右側にユイは現れ、蹴りを放つ。


ダモンにそこまでの身体能力はない。先の打ち合いである程度は測った。


そのためにある程度、力と早さを調整し、確実に当て、ガモンを巻き込ませる。


吹っ飛んだところを火の矢を放つ。


「これなら、場所の交換は意味がないでしょ?」


火の矢はそれなりのスピードで放たれるために、避ける暇もなくそこへと命中する。


土埃が上がり、辺りは見えなくなり始めるが構わずに放ち続ける。


少し長めの刀。それを構えながらもさらに放ち続け、勿論、斬りにいく。


すると、こうなる。


「兄貴、こりゃあ不味いんじゃあね...」


肩から斜めにと刀が入る。


しかし、ユイはそのまま斬り捨て、確認をしようともしない。


「さて、あなたはどうすればいいのかしら?」


あまりの気迫にダモンも思わず、後ずさってしまう。しかし、それはあまりよくなかった。


バチッ。足に電撃が走る。ユイが事前に仕掛けていたようだ。


「拘束はした。クロ、出来る?」


その電撃はそのままダモンを拘束している。


『ふん、この技は不死身かも知れんが大きな弱点があるのに愚かだな』


黒神龍はユイの呼び掛けに応じ、なにかを

発動する。


『本物は何処だか知らんが死んでもらおうか』


ユイの胸の方が黒く光ったかと思うと、ダモンはその場で崩れ落ちた。


(何をしたの?)


『この技は術者と深くシンクロしている。しかも、シンクロを解くには分身を自分の前まで連れてこないと解けない。無理に解こうとするとこうなるだけだ。知らない奴が多いようだが、こんなものは常識だ』


つまりは、分身との繋がりを無理矢理切断し術者ごと殺したということだが、いまいちしっくり来ないのは死体が確認できないからだろうか。


ユイは念のためにガモンがちゃんと死体になっているかを確かめる。


確認をすると、少し力が抜けたのか

意識が抜けた。

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