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召喚された勇者は復讐をする  作者: あめみや
第三章 魔族編
23/39

贈り物

文章は少ないですがどんどん投稿していくつもりです。

ユイがロアを倒して二日後、正確には一日後と八時間後。


大体、朝の六時とそれなりに早い時間の魔王城。


実はこの魔王それなりに朝は遅いのだが今日はたまたま早く起きた。


そして、あるものを見せられる。


「魔王様、ご報告が」


「ん?なにぃ?僕、ちょっと機嫌よくないんだけど?つまんなかったら覚悟はできてんだろうね?」


「っ!報告します。実は魔王様宛に...えーとですね、勇者から包みが送られて来ましてですね。危険物ではないことは確かなんですがいかがいたしましょうか?」


「へぇ~、そりゃあ面白いや。んで?どこにあんの?」


すると、先程までの魔族がどこからか丁寧に梱包された四角い箱を取り出す。


「んじゃ開けて見てよ」


続けて兵士はその箱を開け、中身を見る。


「ははは、なるほどね。こりゃあ、朝起きる気がなくても目を覚ましちゃうね。それにしても、

そうかぁー、うん、やっぱり面白い」


ひとしきり笑ったあと、


「それで?今度は誰が行ってんのさ?」


少し言葉を強くする。


「ロア様と同じく四天王であります

ダモン様です」


「...ダモンかぁ。でも、あいつ変なとこで使えないからなぁ。んじゃあ、ガモンも送っておいて。あー、あと伝言で躊躇わずに殺せって。必要であればどんなことしてもいいってね」


報告を終え、去っていく後ろ姿を見送りながら

思考を進める。


「いや~、ここまでとはね。ロアを倒すまではいいとして、まさかねぇ。ここまでするとは思ってなかったよ。人族でこれは魔族もビックリ仰天だよ?しかも、ちゃっかりユーモアも挟むんだもんなぁ」


そう呟く魔王の目の前には例の箱がある。




そこには、首だけになったロア。


それとこんなことが書かれた紙があった。


《首を洗って待ってろ》

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