ステータス
説明回に暫くなるかもですね。
「お待ちしておりました勇者様」
目を覚ました二人が目にしたもの。それは現代社会において、それも日本なら絶対にあり得ないと言って過言ではない光景。
それは、中世のヨーロッパ。例えるのであればそれが一番的を得ている。
確かにヨーロッパならあり得るのかもしれない。だが、こんなにもきらびやかなものは現代社会にはないだろう。
手をつき立ち上がろうとするが力の入らない二人。
「あぁ、直ぐに立たなくても大丈夫ですよ。もうすぐ、父上も来られますから。先にある程度のことを話しておきますね」
どうやら、話しかけて来たのは王女様でこの世界は地球ではない世界。そして、今この国では深刻な状況に置かれており、打開策として二人を勇者として呼んだこと。
暫く、頭のなかで状況の整理をしていると扉の開く音がして、いかにも高そうな服をまとった人物が現れる。
「目覚めたか、勇者よ。王女からは話を聞いたな?早速だが、ステータスは見たか?」
その言葉にハテナを浮かべていると、近くにいた兵士が気を利かせて説明する。
「え~とですね。『ステータスオープン』と言って頂ければステータスが見れると思います。」
「「『ステータスオープン』」」
その言葉に反応し、透明な板が自分たちの宙に出現する。
白城 太一
【種族】 人族
【職業】 勇者(白神龍を宿すもの)
【体力】 \\\
【魔力】 \\\
【攻撃力】 \\\
【防御力】 \\\
【固有スキル】 勇者 白神龍
黒衣 結衣
【種族】 人族
【職業】 勇者(黒神龍を宿すもの)
【体力】 \\\
【魔力】 \\\
【攻撃力】 \\\
【防御力】 \\\
【固有スキル】 勇者 黒神龍
「えぇと...」
あまり話をするのが上手くない二人はしどろもどろになりながらもそのままを話した。
「ふむ、分からないところがあるのは気になるがまぁ、いいだろう。兵士長をよんで勇者の二人に訓練をつけてやってくれ」
戸のところで待機していた兵士が慌てて呼びにいき、一分も経たずに兵士長のような人がやって来た。
「あ、あなたが勇者様ですか。ささっ、どうぞ、こちらへ。恐縮ながら私が務めさせていただきます。」
そのまま、なぜだか興奮気味の兵士長についていくことになる。