見つけた
平日に書く暇がない
「ねぇ、クロ。あいつ?」
『そうだ。あやつだな」
何か見つけたらしいユイはクロとの会話でそれを確信へと変えた。
「まだ、バレていないね」
少しその方向を見て考えごとをしていると、
「怖いかおしてるよ?ほら、笑って」
どうやら、思っていたより怖いかおをしていたらしい。シャムに注意をされる。
「ううん、何でもない。ごめんね」
『それでどうするんだ?貴様の力だけではギリギリっといったとこだが』
ユイは今まで癖で口に出していたが心のなかで答えるようにした。
(夜、シャムちゃんが寝たら襲うつもり。基本的には私の力で戦うけど少しクロの力を借りるかもしれない)
『まぁ、いいだろう』
「ねぇ、あっちにはまだいってないよ?」
どうやら、シャムにはそんなコンテストより他のところのほうが興味があるようだ。
どっちかというとユイもシャムよりの感覚ではあるのだが。
「ふふ、シャムちゃんには興味ないか。私も興味はあんまりないかなぁ」
広場にはどちらかというと男の方が集まっており、女の人はそんなに多くない。
「おじさん、そろそろいきますね」
おじさんに一言声をかけてからいく。
「おうよ、気を付けて回れよ」
-----
その後も色々と回り、シャムが迷子になりかけたということ以外は...。
すっかり遊び疲れたシャムは帰ってきてからは死んだようにすぐ眠った。
「さて、私も寝たいのが本音だけど
いきましょうか?」
『貴様が言い出したことだからな」
ユイはドアを開けて外へ出ていく。




