表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/73

03話



 俺の状況は限り無く詰みに近い。

 ダンジョンマスターとかいうのに希望して成った過去の俺よ、お前は大馬鹿野郎だ。


 いや、せめて立地条件とか考えなかったのか?

 なんだよ、絶海の孤島って、ダンジョンやっていく気無いじゃないかよ。


 説明を聞いたんだよな?

 じゃあ、何考えてたんだ?


『現在、この水晶のある洞窟の小部屋をダンジョンの心臓部、コアルームとしています。コアルームはダンジョンポイントを消費することで移動することも可能です』


 へいへい、分かったよ。

 コアルームが移動できるのね。そんでダンジョンポイントってのがあるのね。

 でも問題はそんなことじゃないんだよ。


『それでは、ここまで説明をお聞きいただきありがとうございました。その他詳しいことはお手持ちの“ダンジョンの育て方”をご覧ください。それでは只今より360日でダンジョンオープンとなります。良き異世界ライフお楽しみ下さい!』


 あぁ、音声が終わる。

 異世界ダンジョンライフが……。


 くそぉ、どうしたらいいんだ。


“『ダンジョンマスター就任』の実績を達成しました!

  1000DP獲得しました!”


“『ダンジョンを知ろう!』の実績を達成しました!

  1000DP獲得しました!”



“『新米ダンジョンマスター』の称号を獲得しました!

  500DP 獲得しました!”


“『孤島の主』の称号を獲得しました!

  500DP獲得しました! ”



 うぉ!?

 いっきに情報が来たな。


 どうやら実績や称号の獲得でDPが貰えるみたいだな。


 ダンジョンツクール系の物語ではこのDPでダンジョンの全てを賄うことが多かったからな、出来れば初期段階から大量に集めたいものだ。


 そして、異世界転生といえば、《ステータス》だ。

 実績や称号があるんだから《ステータス》あるだろう。


 ってことでステータスオープンっと。




《ステータス》


名前:未設定

レベル 1

職業:ダンジョンマスター


HP:100

MP:100

SP:100


攻撃力:100

防御力:100

素早さ:100



スキル

『ダンジョン操作』



称号

『新米ダンジョンマスター』

『孤島の主』



所持DP:5000




 オール100か……。

 高いんだか低いんだか分からんな……。

 レベル1でこれなんだから、高いということはないだろう。

 むしろ、平均的な分、弱いと言える。

 

 まぁ俺はダンジョンマスター、言わば社長のようなもの。

 戦うのは召喚したりダンジョンに巣食っていたりするモンスターである筈だ。

 俺の《ステータス》が高かろうが低かろうがどっちでもいい。俺は奥に引っ込んで指示を出していれば良いのだから。


 さぁ、その為にも、まずはDPで何ができるか見ていこうかね。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ