12話
“起きましたか、それでは早速こちらどうぞ”
寝起き早々、コアさんが俺に映像を押し付けてきました。
映像だからぐいぐいされてる訳ではないんだけどね。
まだ半分寝ているような頭でチカチカ光る映像を目の前でアピールするように揺らされるのは、俺も辛いです。
「ちょっと、まだ無理。顔洗って、飯食ってから」
“…………そうですか”
コアさん、少ししゅんとしてる?
これは俺がリクエストした1500DPまでのモンスター召喚リストだよね?
済まんね、ちゃんとシャッキリした頭で見たいんだよ。
せっかくコアさんが纏めてくれたんだからね。
飲料水で顔を洗い、塩水に浸かってしまった干し肉を焙って食べる。
うーん味気ない。
ダンジョン運営が起動にのったら食事も改善していきたいもんだ。
ついでにドライフルーツもかじっておきましょう。ビタミン採らないとね。
さぁ、召喚リストを見るとしようか。
10DP
・リトルフィッシュ ×20
・クラム ×50
・シーグラス ×100
・ミニキャンサー ×10
50
・ミニジェリー ×10
・ベイビーアネモネ ×10
100
・リトルスクイッド ×5
・ベイビータートル ×5
・ブルーフィッシュ ×10
・キャンサー ×10
300
・ポイズンジェリー ×10
・ポイズンアネモネ ×10
・シースネーク ×5
・オクトパス ×5
500
・ギルマン ×1
・サハギン ×1
・スティングレイ ×5
・シーギャング ×3
1000
・ドルフィン ×1
・アクアタートル ×3
・ビッグキャンサー ×5
・ショックイール ×3
1500
・マーメイド ×1
・サルガッソ ×10
・ミニホエール ×1
HURM...。
幾つか名前だけでは分かんないのがあるな。
コアさんや、ちょっと補足よろしく。
“まずポイントによるモンスターの差ですが、幾つかの種類のモンスターは進化することによてより上位の存在に成ることができます”
「それは分かると思うよ、リトルフィッシュがブルーフィッシュに進化する、とかそんな感じだよね」
“その通りです。ちなみにクラムは二枚貝、シーグラスは海藻です。こちらも進化先があります”
二枚貝とか完全に他のモンスターの餌用じゃないですかヤダー。
それを言えばリトルフィッシュやリトルスクイッドも同じか。
強いモンスター召喚するだけでなく、その環境も考えておかないとマズイということだね。
と、なるとギルマンやサハギンはキツいな。
かなり有望だったんだが、武器や住居まで手が回らない。
「そういやモンスターと動物違いは魔力を生み出す臓器の有無って聞いたけど、この召喚リストに明らかにただの動物の名前があるのは何故?」
“召喚を通した場合、普通の動物に見える生き物でも体内に魔石を宿します。なので扱いはモンスターとなります”
ふーん、つまり召喚すればタコでもカニでも海藻でもモンスターな訳ね。
それはつまり餌として終わらず進化する可能性があるってことか。
海藻が進化とかあんまり想像できないけど。
“海藻の進化先はサルガッソとなります。強靭な体で敵に巻き付き養分とする肉食植物です”
まじかよ、サルガッソって1500ポイントで10匹、いや、この場合は10株か? 召喚できるモンスターじゃないの。
つまり結構強いってことだよね?
で、進化前は10ポイントで100株ゲット出来るシーグラスである、と。
シーグラスから進化させればボロ儲けじゃない。
“海藻が進化する為に、長い間魔力を吸収し続けることが必要です”
「具体的にどれくらい?」
“早くて50年、遅ければ100年ほどです”
まぁ、そう上手くはいかないよねって話です。




