表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩の目次

流星を追いかけて

作者: 冬野三月

1、2、3……と数える間にも過ぎていく時間。


その間に歳をとり、恋人は去り、愛犬が死に、感染爆発パンデミックが起き、戦争が始まった。


気がつけば政治は腐り、社会は分断に病み、空から爆弾が落ちてくる。


4、5、6……と数字だけが積み上がっていく。その中身を覗いてみると空洞だった。


7、8、9……と日々が目の前を通りすぎていく。


気がつけばまた歳をとり、身体は少しずつ死に蝕まれていくという実感。


空の青の反対側では星が一瞬で流れていく。


数字が積み上げられる隣では、街が朝と夜の生活リズムを刻む。


捕らえ損ねた鳥が大空を自由に羽ばたいて、彼方へ飛んでいった。


僕も今ここから旅に出る。


10、11、12……13、14、15……16、17、18……19、20、21……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ