第十四話課外授業で班別自主活動をすることになったけどリュシオンと班が離れちゃったけど新しい友達を作るチャンスだよね!!
第十四話課外授業で班別自主活動をすることになったけどリュシオンと班が離れちゃったけど新しい友達を作るチャンスだよね!!
私はセルジュさんとの模擬戦に負け、課外授業の班を決めるため教室に戻っている。
ほんとセルジュさん強かったなぁ…………よし聞きに行こ!!
「あのセルジュさんはどうやってここまで強くなったんですか?」
セルジュさんが答えたことは
「どうやって強くなったか? だってそんなの簡単だ。大切な人を護りたい……その想いで戦うただそれだけだ。まあもし稽古をつけてほしいって言うなら毎日の学園の授業が全て終わったあと運動場に来い」
……稽古をつけてもらえれば今より強くなれるよね。
どれだけ強くなれるかも気になるし……よ〜し「分かりました授業終わり運動場ですね!! あのその時はリュシオンも誘っていいですか?」
「リュシオンだけじゃなく何人誘ってもいいぞ……まあ稽古の時はアレクにも来てもらうがな」
「行くに決まってるだろ!! ま〜たさっきみたいになったら誰が姉貴を止めんだよ!! それに姉貴分かってて言ってるだろ……というかもうそろそろ戻った方が良くないか!? 計画になかったんだよあの模擬戦は!! 止めなかった俺も悪いがこのままだと班別自主活動の時間が減っちまう。メルディアの"初恋転移リング"を全員分渡すから受け取った者から昨日楽しみすぎて俺が徹夜して作った班決めくじを引いてくれ!! ちなみに四班に分ける振り分けは五人班を二班四人班を二班だからな。引いた者からリングを使ってくれ転移場所は指定してあるから安心してくれ」
(初恋転移リングとは発明家メルディアが考えた指輪です。付けた者を一度だけ瞬間移動させることが出来る代物です。初恋は一度しか経験できないことと回数制限が一回ということでメルディアが初恋転移リングと名付けました。ちなみに使った後は壊れることはなくアクセサリーとして使えます。作者より)
するとアマネが
「楽しみすぎてくじ作っちゃうとか、レクレクかわいすぎっしょ!! それに初恋転移リングって結構手に入れるのムズかったでしょ……私たちのためにあんがとね☆ そんじゃっリング貰うから私からくじ引くね〜」
そしてアマネが引いたのをきっかけにみんなもくじを引いていった。
そしてメンバーと班長が決まった人たちから転移した。
そして五人班の一班目のメンバーは
アマネ、アイラ、リュシオン、ケール、ミカリアとなり、話し合いの末班長はアイラが務めることに。
そして二班目のメンバーは
アリル、クリスティナ、コンフィール、リリア、モカとなり班長はリリアが務めることになった
四人班の一班目のメンバーは
ミクリア、カインズ、サイラム、ジュンコとなり班長はサイラムがじゃんけんというものをしようと言い出しその結果カインズが班長をすることになった
そして二班目のメンバーは
私、モニカ、ジデン、クリスとなり班長はモニカとなった
理由は模擬戦の時の応援を見てどんな状況になっても元気をくれそうだから
あとでサイラムに聞かなきゃいけないな……じゃんけんってなに!? って。
あぁもう聞く前に行っちゃったからなんだかムズムズする〜!!
私がそう考えているとモニカが
「それじゃボクたちも行こうよ!! 転移場所ってどこなんだろうねぇ……本当楽しみだね!! せっかくだからみんなで楽しもうよ!!」と言った時クリスが
「そうだね楽しみたいね!! それはそうと……さっきの模擬戦すごかったね……ねえユミナ、クリスともいつか模擬戦しよ……ユミナだけじゃなくて全員と模擬戦したいんだよね!! それをきっかけに仲良くなりたいの!!」
ジデンはクリスに「わしはなクリスと仲良くなるのはいいんじゃがな模擬戦は嫌なんじゃ……どうにかならんのか?」と言ったが、クリスは「模擬戦はやっぱりしたい!!」というので私は
「私も模擬戦してみたい!! けど強さはそれだけじゃ分からないと私は思うよクリス……だからさ、私と一緒に色々試そっか!!」
そう色々と……私一人だと分からないことがたくさんあったから一緒に試してくれる人が欲しかったんだよね。リュシオンにも言おうと思ったけど……リュシオンには"特別"なことを一緒にしてほしいから……あぁ想像するだけでも恥ずかしい
と悶々としていたらジデンが
「もうそろそろわしらも行かぬか? 遅れるほど思い出も作れんと思うんじゃが、お主らはそれでもええんか? わしは嫌じゃ……せっかく出会えたんじゃ思い出をたくさん作りたい……じゃからもう転移するぞ!!」
と言って転移してしまった
「ボクたちも早く行こうか!!」
そして私たちが転移した先は
この世の全ての娯楽が揃っていると言われているほどの施設『ワールドディヴェルティメント』
「あはは、お父様……これはさすがにやりすぎなんじゃ」と思わず口から溢れてしまうほど私は驚いた。
しかしここなら……思い出作りの場所としては最高級
入場門の前にはお父様のお友達のケントさんがいた
「ようこそ学園の皆さま今日は貸切……とはいきませんが、楽しんでいただけると幸いです。……さて今から僕は独り言をいいますので皆さまは聞き流してください。最近この施設を狙う不届な者が多く……お客様の中でも困った方が増えていて困っているんです。もしかすれば皆さまが楽しんでいる最中にも出会うかもしれませんねぇ誰か助けてくれる人はいないですかねぇ」
これもしかして私たちに言ってたりする? するよね!?
私がそう考えているとアレク先生が
「ケント様困っているのですよね……今すぐ学園長に相談してみます。おいで連絡蝶」
そういうと大きな蝶が何もないところから現れた
「学園長にさっき俺が聞いたことを伝えてくれ、今から記憶を送る…………よし」
そして蝶が消えて二分
「ケント様学園長から返事が来ました…………『まずは君たちだけで対処してくれ、危なくなったら俺がすぐに転移して向かうから、あとケントよお前は自分で対処するのが面倒くさくなっただけだろ後で奢れよ。ケントが奢ってくれれば次は俺が奢るからさ。これも課外授業の一環としてあとは頼んだみんな』とのことです。もしかして学園長はこのことを知っててここを選んだのかよ……みんなすまん!! もしかしたら、戦闘になるかもしれん。周囲に連絡蝶を飛ばせておくから出来れば何かある前に俺やセルジュを呼んでくれすぐに駆けつける」
するとアイラが
「あのアレク先生たちが駆けつけてくれると言っても全ての班には向かえないのではないですか? その時はどうすればいいのですか?」と質問をした。
アレク先生は
「複製魔法で強さと能力そのままで自分を増やすことが出来るからそこは安心してくれ他にも質問あるか?」と答えた
六分後
「これで一通り質問には答えたな。それじゃあ今から自由に班別自主活動としてここを遊んでくれ……絶対に無茶するなよ」
そして私たちは襲われるかもしれないと不安になりながらも楽しむことにした。
「おいラッセル本当にここに"聖者の血涙"があるのかよ」
「俺に聞くな、ここのどこかに隠されてるとソフィーア様は踏んでいる。そもそも俺はお前が聖者の血涙を壊さないかどうかが心配なんだよ……そういや英雄の娘かなんかも見つけ次第捕獲しろとも言われてたな」
「そう簡単に見つかるわけないだろ……こんな娯楽施設にいると思ってるのかラッセル?」
「どこにいるか誰がいるかなんて分からないから言ってんだよテラドア」
「はいはいわーてるわーてる……でもよラッセルせっかく娯楽施設に来たんだしさ探すのは遊んでからでもいいよな!!」
「別にいいが、はしゃぎすぎるなよ……本当はしゃぎすぎるなよ!! お前毎回他のお客さんに迷惑ばっかかけてんだから謝るこっちの身にもなってくれよまったく……ってもういねぇし、はあ」
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来るときにしますね
遅くならないように頑張ります