ナギの今後
お昼過ぎにウォータール公爵家の執事がウチにやってきた。
宗主のセフェム・ウォータールからの面会要請だった。特に用事はないので何時でも良いと言ったら、それでは2日後の午前中にお願いしますと言われた。迎えの馬車を出してくれるそうだ。
そういえばサルファ・ウォータールはどうしてるんだろ?ミカの事は諦めたのかな?気になるから明日確認しよう。
夕食の時間になりリビングで3人で食事を開始した。
そういえばナギさんはどうなるんだろ?もうBランク冒険者になったからサポートはなくなるのかな?
「僕はBランク冒険者になりましたが今後ナギさんはどうなるんですか?ギルドに戻るんですか?」
「Bランク冒険者以上の方には冒険者ギルドから専属の職員を付けることになっております。今までは前倒し的に私がサポートさせていただいておりましたが、これからは正式にアキさんの専属になります」
「じゃ今まで通り変わらないんだね。嬉しいな」
「アキさんがアクロで活動している時は全力でサポートさせていただきますので今後ともよろしくお願いします」
助かったね。ナギさんが作る料理は美味しいからいなくなられると困っちゃうとこだったよ。
「そういえば2日後にウォータール公爵家に行かれるんですよね。礼服を用意する必要がありますね」
「やっぱりそうなるよね。明日買いに行くよ」
ミカが食い付き気味に口を開く。
「私も行きます。奴隷として主人にはちゃんとした格好をしてもらわないと困るから」
ミカは僕を着せ替え人形にしたいんだろうな
「ミカの服も買いに行くよ。ウォータール公爵家には一緒に行くつもりだから」
「奴隷が一緒でも問題ないですか?」
「ミカは僕の護衛でもあるから問題ないよ。先程の執事にも確認しといたからね」
明日の予定が決まった。反対に僕がミカを着せ替え人形にしてやる。
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