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蒼炎の魔術師 〜冒険への飛翔〜  作者: 葉暮銀
王都センタール
262/484

王都〜エンバラ

シニアさんはヴィア主任を一度エンバラに連れ帰ると言った。

ヴィア主任もエルフの里であるエンバラが蒼炎の魔法について何か知っているはずと思い了承した。

サイドさんはヴィア主任の助手として同行する事になった。


エルフの里のエンバラは王都センタールから10日ほどかかる。

王都より馬車で西に7日で西の中心都市カッターに着く。

そこより2日間、馬車で南下する。森に行き着いたら、1日の徒歩の移動でエンバラに至る。


道中は結構暑い。

カッターは内陸である為、結構乾燥もしている。

砂埃が舞い上がる。なるべく馬車から出ないように過ごした。

カッターまで2日の距離にある宿場に入る時にエルフの皆んなは頭が隠れるようにスカーフを巻く。

僕は不思議に思いエルフの従者に尋ねる。

従者の人が言うには30年くらい前にカッターでエルフ排斥運動があり、未だにカッターはエルフを排斥しているそうだ。

その為、カッター周辺では髪とエルフの特徴である先の尖った耳を隠すとのこと。

30年前、カッター、エルフ排斥運動。

僕は、サイドさんからヴィア主任が30年ほど前までカッターのギルド長をしていた話を思い出した。

エルフ排斥運動はヴィア主任が冒険者ギルドに良い思い出がない事と関係があるのかな。

タブーだから聞かないけど。


特に問題なくカッターを通り抜け南下をする。

馬車で1日ほど進むと景色がだいぶ変わってきた。緑が多くなっている。

ここは王都〜カッター間の道と違い、途中に宿場街は無い。野営の準備を始める。

皆んなで外で泊まるだけなのに興奮してしまう僕。

焚き火を見ながらヴィア主任とシニアさんの言葉の応酬を聞いている。

空を見上げると満天の星だった。


野営地より1日馬車で南下すると小さな町があった。

その町の裏には鬱蒼とした森が広がる。

馬車はここまでである。

今日1日この町に泊まり、明朝、エンバラに向けて森を歩く事になる。


次の日は日が昇ると同時に移動を開始した。

エンバラへの道は獣道のような状態であった。

先導を従者のエルフが務めてくれる。

空が茜色に染まる頃、目の前の景色が開けてきた。集落がある。

僕達はエルフの里エンバラに到着した。

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