231/484
夜のパメラの来訪
晩御飯を食べて家に向かう。家の前に人影があった。ミカと僕は腰のポーチタイプのマジックバックから【昇龍の剣】を取り出す。
近づいてみると、ギルド職員のパメラだった。
呼び鈴を鳴らしても誰も応対が無く、門の外で待っていたようだ。
他に人影は見当たらない。一応ホッとして少し警戒を解く。
パメラに近づいて家の門の前で話す。
「何か用ですか?パメラさん」
「はい、用件を伝えにきました」
「ならこの場で聞きます。なんでしょうか?」
用件を伝えに来た人を家に上げず、家の門先でその用件を聞くのは失礼な行為だが、家に上げる事はしなかった。
その失礼をされたパメラは少し眉を顰めたが話を始めた。
「先日、お伝えしたアキ様とミカ様の出頭要請は無くなりました。もうギルドまで出頭する必要はございません。それでは失礼いたします」
キツい口調だった。
そしてパメラは帰っていった。
星をいただけると励みになります。面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!





