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蒼炎の魔術師 〜冒険への飛翔〜  作者: 葉暮銀
王都センタール
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守るための対策

帰宅してユリさんに出頭要請の件が落ち着くまで危険性があると伝えた。


ユリさんは父親と母親と一緒に王都に来ているが実家は西の中央都市のカッターだそうだ。

最近、祖父と祖母には会っていないと以前言っていた事を思い出したので、この機会にユリさんはカッターに行く事になった。

当然、旅費は僕がもった。


カッターまでは馬車で7日間かかる。

せっかくなので5月いっぱい休暇にしてもらった。その間の給金も保証した。

急な予定だったがユリさんは明後日カッターに出発する事になった。


ユリさんがいない間の家事はミカと2人で協力する事にした。

学校の食堂は朝から夜までやっており食事の心配はあまりしなかった。


ミカと今日のヴィア主任について話しあった。

ミカは今日のヴィア主任の外見の変わり様と颯爽とした語りに憧れると言っていた。


ベッドに入り目を閉じた。まぶたの裏に今日のヴィア主任が浮かんだ。なんか心があたたかくなった。


朝の鍛錬をした。ミカと久しぶりに模擬戦をした。全く相手にならなかったが、僕は悔しくなく、ミカを誇らしく感じた。


今日の授業は午前中はサイドさんの講義。

昨日休んでいた午後の分の座学の魔法体系概論を教えてもらった。


サイドさんにユリさんが明日からカッターに行くことを話した。

家の防犯については、侵入者に電流が流れる魔法陣を購入して設置している事を伝えた。

サイドさんは嬉しそうに「あの魔法陣の開発は僕も協力したからね。自慢の逸品だよ」と言っていた。


こちらの体制はある程度形にはなった。

それに伴い冒険者ギルド本部は動き出す予定を立てた。

冒険者ギルド本部からギルド長のビングス・エアードに僕たちの出頭要請を破棄させるのが明日の午後と決まった。

明後日には冒険者ギルド本部から冒険者ギルドセンタール支部に強制立ち入り検査をするそうだ。

今まで本部はギルド長のビングス・エアードにバレないように内偵を進めて来たが、側近の証言を得たため予定を早めたそうだ。

こちらが動き出したら、危険性が上がると言われた。

ヴィア主任の説教は明日の午前中に設定された。


午後はクラスで魔法史の授業を受けた。

前の席のシズカはウザかったがいつも通りスルーした。


自宅に帰りご飯を食べ、お風呂に入った。

やっぱり何か落ち着かない。

早い時間だが寝るために自室に行った。


明日の午前中にユリさんはカッターに向けて出発する。

午後に僕たちの出頭要請を破棄させる。

その後は焦ったビングス・エアード側の人間が、強引な手法で僕たちの家を襲ってくる危険性が上がる。

事が落ち着くまで安心な夜は今日までと思い就寝した。

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