表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼炎の魔術師 〜冒険への飛翔〜  作者: 葉暮銀
王都センタール
214/484

ミカの情報収集

僕は気が気でなくてリビングでウロウロしながら待っていた。

それを見ていたユリさんが落ち着くようにとお茶を入れてくれた。

ユリさんもミカの帰宅を待っていると言ったが寝るように頼んだ。

面倒事になるかもしれないしね。


ミカが帰ってきたのは日が変わってからだった。

ミカの顔を見た時、ホッとした。


ミカが情報収集について報告を始めた。


「まずは冒険者ギルドの近くの定食屋でご飯を食べてた年配の冒険者に話を聞いたの。冒険者ギルドの職員の関係とかね。わかった事はギルド長は1年ほど前に王国財務部から王都センタール支部のギルド長になったみたい。やり手って言う人もいるけど、結構強引な事もするから敵も多いって。冒険者ギルドの職員の中はギルド長側と反ギルド長側に分かれているみたい。情報をくれた冒険者にお金を少し渡して、反ギルド長側の職員を隠れて1人呼んでくるように頼んだの。その人の仕事が終わるのを待って飲み屋で話を聞いたわ」


そこでミカは水を飲んだ。少しアルコールが入っているみたい。


「それでその職員は私たちが任意出頭になっていることすら知らなかったわ。そのかわりの話として、ギルド長は王国財務部に返り咲きたくて、お金を王国財務部周辺にばら撒いている。そのお金は冒険者ギルドの経理を誤魔化して捻出しているに違いないって言うんだけど証拠はないみたい。まぁわたしが思うに、もともと王国財務部の人なら、帳簿の誤魔化しも上手いでしょうね。話がそれたけどまず明日は今日情報をくれたギルド職員が呼べる反ギルド長側の人間で1番上の役職を連れてくるように頼んだの。それはたぶん何とかなったわ。これは明日の昼間ね。その人からも情報を得られない場合にはギルド長側の側近を裏切らせる方法しかないわね。お金が相当に必要になるでしょうけど」


ミカの話を聞いて凄いなぁって素直に思った。12歳の僕にはできない芸当だ。

ミカは明日の学校の従者を休んで情報収集に行くことに決まった。

星をいただけると励みになります。面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
集英社ダッシュエックス文庫より
第1巻が発売中
▼▼▼クリック▼▼▼
ジョージは魔法の使い方を間違っていた!? ~ダンジョン調査から始まる波乱万丈の人生~
html>



― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ