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蒼炎の魔術師 〜冒険への飛翔〜  作者: 葉暮銀
王都センタール
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不貞腐れる蒼炎

次の日の朝、僕は庭に出て鍛錬を始めた。

一つ一つ丁寧に素振りの型を続けていく。

いろんなことを考えていたが流れる汗と共に無心で素振りができるようになってきた。

単調ではあるが集中力が必要な連続した動きは乱れていた僕の心を平穏にしてくれた。


朝食を一緒に食べたミカはいつもと変わらない様子だった。

だけど薄皮1枚、僕とミカの間に壁ができた感じを受けた。


それから次の休みの日まで、もどかしさを感じながら学校に行き、授業を受けた。


ヴィア主任からは事細かく蒼炎の感情について説明させられた。

僕はミカと話して改めて気付かされた事がある。それは蒼炎が僕の感情も理解してくれているって事だ。その事をヴィア主任に言ったら怒られた。

そういう大事な事は早く言えって。

だって無意識に感じてたことだからしょうがないと思う。怒られるのは理不尽と感じた。


休み2日前の【黒の日】にダンジョンにいつものメンバーの4人で行った。

今はダンジョン内で蒼炎を使っても感情が良く分かる。

蒼炎が不貞腐れている。

僕に対して「しょうがねぇなぁ」って感じだ。

僕は蒼炎の魔法を撃っていて微笑んでしまった。

不貞腐れていながらも呪文の詠唱に応えて蒼炎は発現してくれている。拗ねる魔法って何って思ったら自然に笑みになった。


その蒼炎の感情をヴィア主任に伝えたら、なんとも言えない表情をしていた。

蒼炎の威力と不貞腐れている蒼炎とのギャップを感じたみたい。


来週は2回ダンジョンで蒼炎を撃ちに行く予定でその次の週にこの間の王都郊外まで出向きダンジョン外での蒼炎の感情と威力をみるようだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 誤字報告 僕に対して「しょうが”な”ねぇなぁ」って感じだ。
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