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蒼炎の魔術師 〜冒険への飛翔〜  作者: 葉暮銀
王都センタール
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反応しないステータスカード

今日は朝から剣術の鍛錬をするため早起きをした。剣術レベルは魔物を倒さなくても鍛錬でも上がる。そのためステータスカードで現在の剣術レベルを確認しようとした。


マジックバックからステータスカードを取り出してステータスカードを触る。


反応がない。


通常、ステータスカードは触るとステータスが文字となって出てくる。

もう一度、手を離してから触ってみる。


やっぱりステータスがでない。壊れた!?


暫し呆然としたがどうしようもない。

以前、ステータスカードはヴィア主任が開封できない封筒のトリガーの可能性があると言っていた。

ヴィア主任に相談してみようか。


その後、何度もステータスカードを触ったり、振ったりしたけど反応がなかった。

朝の鍛錬のやる気も失せてしまった。


ミカが起きてきてステータスカードについて話したら、やはりヴィア主任に相談したほうが良いといわれた。


今日はいつもより早めに学校に行く。ホームルームは欠席だ。

研究所の前に馬車が止まっている。いつものように馬車の窓から顔を出して呼ぶヴィア主任がいた。

これから王都セントールの郊外まで行き、蒼炎の魔法を使う予定だ。

丸1日かかるから今日の午後の座学の分は明日の午前中にサイドさんが講義してくれる。

今日は念のため、研究所の水属性の魔法が使える研究員を8名同行する。馬車3台での移動だ。


馬車の中でステータスカードを取り出しヴィア主任に見せる。

以前、ヴィア主任にステータスカードを見せた時があった。僕たちの前ではヴィア主任はステータスカードを絶対触らなかった。年齢がわかると思ったのに。

今日もヴィア主任はステータスカードを触らず、サイドさんに触らせている。


「確かに以前見た時と違って反応がないな」


ヴィアさんはサイドさんの横からステータスカードを見てそう言った。


「今朝からそうなんです。最後にステータスカードを触ったのは先月ヴィア主任達にステータスカードを見せた時ですね」


少し考えてヴィア主任が言った。


「ステータスカードは現在の技術では作れない古代の技術だ。今のところどうしてだかはわからないな。よかったら少し貸してみてくれないか?」


「わかりました。よろしくお願いします」


取り敢えずステータスカードはヴィア主任に預ける事にした。

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