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蒼炎の魔術師 〜冒険への飛翔〜  作者: 葉暮銀
王都センタール
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呪文の文言

サイドさんはお茶を入れて戻ってきた。


「だいぶ話が脱線してしまったね。まぁアキくんが使える魔法の開発が最終目的ってことだけど、基礎がわからないとね。まずは呪文の文言の基礎を話して今日は終わりにしようか?」


僕は頷いた。サイドさんは講義を始める。


「呪文の文言は3つのパートに分かれている。その3つはわかるかな?」


「えっと…。以前校長室でヴィア主任が言っていましたが覚えていません。すいません」


サイドさんが優しい顔で講義を続ける。


「アキくん。覚えていなくても謝る必要はないよ。今、覚えれば良いのだし。後から忘れても良いんだよ。調べてわかれば。今日は【呪文解析概論】の教科書を持ってきているよね。ちょっと貸して」


そう言うとサイドさんは教科書をパラパラして記載されているところを開いた。呪文文言基礎の部分に載っていた。


「アキくん、ここだね。それでは改めて質問に答えてください」


「えっと、【起動の句】と【主文の句】と【魔法名】です」


「それが正解だ!それではそのまま教科書を見ながら講義をしようか。まずは【起動の句】。これは魔法を立ち上げる句なんだ。その時に魔力を何の力で働かせるか決める事になる」


サイドさんはお茶を一口飲んで続けていく。


「先程の防壁の起動の句で考えてみよう。【金剛の心】が起動の句だね。まずは魔法を立ち上げるきっかけ作りだ。その時の魔力は金剛の心を力にしていく。ここで考える。金剛の心ってなんだろう?金剛の心のあり方と言っても良い。金剛とは硬い硬い金属、その心は誰にも負けない硬さと考えるんだ。つまり起動の句の【金剛の心】は魔力の立ち上げのきっかけと魔力を誰にも負けない硬さにするってことだ」


僕は感心した。

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― 新着の感想 ―
[一言] 詠唱の言葉の組み合わせなど面白いところがあっておもしろいです
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