危険な寝起き
カーテンの隙間から日差しが漏れている。もう少し寝ようと寝返りをうったら隣りに柔らかい感触を感じる。何か良い匂いもする。夢うつつの状態で良い香りと柔らかい感触に包まれてみた。とてもリラックスができる感じ。最高の二度寝だ。と思っていたら「うーん…」って女性の声が聞こえた。一瞬で目が覚めた。飛び起きると横にはミカが下着姿で寝ている。
「な、なんでミカがいるの!」
昨日は早めに寝たはず。鍵をかけた記憶もある。焦っているとミカが眠そうに目を開け、口も開いた
「おはよう」
「お、おはよう」
自然体で挨拶されたから反射的に返してしまった。僕の顔は真っ赤になってると思う。
「どうしてミカが僕のベットで一緒に寝てるの!」
「昨晩、寂しかったから一緒に寝ようと思って」
「僕鍵かけていたよね」
「私鍵開けは得意なのよね」
「びっくりするからもうやめてね!」
「えぇ!それは約束できないなぁ」
「隷属の契約があるからもうできないはずだよ」
「隷属の契約は主人が嫌がることをやめさせる事よ。本心で嫌じゃなければ強制力は働かないわよ」
「そんなバカな…」
「明日も試してみる?本当に嫌がっているのかどうかわかるわよ」
くすくすと笑って自分の部屋に帰って行ったミカ。残された僕は動悸が激しくなっていた。
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