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蒼炎の魔術師 〜冒険への飛翔〜  作者: 葉暮銀
王都センタール
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機嫌の悪い担任のシベリーさん

朝のホームルームが始まった。シベリーさんが鋭い声で連絡を伝える。


「今日から授業が開始になる。昨日も言ったが怠けているとBクラスにすぐ落ちるからな。午前中の魔法実技の授業は真剣にやれ!ふざけていると怪我じゃ済まなくなるからな!夏休み明けにはダンジョン探索の授業がある!それまでに最低限のレベルにならないとダメだからな!そのレベルに達してない奴は連れて行かないからな!分かったら魔法射撃場に移動しろ!遅刻は許さんからな!」


そう言って担任のシベリーさんは教室を後にした。シベリーさんの担当教科は火属性クラスの魔法実技だ。

この後、クラスの皆んなはシベリーさんの授業か。ご愁傷様です。

それにしてもシベリーさんは機嫌悪そうだったな。やっぱり昨晩のお見合い関係のベルクとの言い合いが原因かな。


それにしてもファイアード家の面々はクセが凄いな。

筆頭執事の嫌味っぽいベルク。

周りを気にせず自らの信念と好奇心の塊のシズカ。

そして担任のシベリーさんは気が強そうだし、イライラを12歳の子供にぶつけていたからな。

触らぬ神に祟り無しだな。


僕は朝のホームルームが終わると、隣りの従者室で待機していたミカと一緒に、学校の隣りにある王都魔法研究所に向かった。

そのままヴィア研究室に行く。

ノックをしても返事が無い。前に来たときもそうだったな。

気にせずドアを開けて声を出す。


「おはようございます。アキ・ファイアールです」


少し待つとヴィア研究室の研究員であるサイドさんが研究室の奥から現れた。


「あ、今日からアキくんの魔法実技の授業だったね。まだヴィア主任は寝ているから起こしてみるよ。勝手にお茶をいれて待っててね」


サイドさんはそう言って研究室の奥に行ってしまった。

3月中に数回、僕とミカとヴィア主任とサイドさんの4人で、ダンジョンでの蒼炎の研究に行っているから距離感が近くなって気楽だ。

ミカがお茶をいれてくれた。


少し待つとサイドさんが戻ってきた。


「ごめんね。今日はヴィア主任が起きなくてね。僕に今日は任せるって言ってベットから出て来なくてね。悪いんだけど今日は僕が担当するね」


僕は相変わらず朝が弱いヴィア主任なんだなと呆れた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 居ましたね。朝からやたらと機嫌の悪い女教師。同じ女が、別の朝は、やたらとニコニコと機嫌が良かったり。前夜の〇〇をそのまま教室に持って来る。気持ち悪かった。
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