一軒家購入
宿に帰りミカに、内密だけど僕の王国魔法学校に合格する事が決まったと言ったら喜んでくれた。
4月から僕は王国魔法学校の生徒になる。ミカは従者として僕と通うようになる。
家は買う事になった。王国魔法学校から近い一軒家だ。鍛錬できるスペースがある庭があるとのこと。
家事全般をしてくれる人の目処もついた。ここの宿の従業員の娘さんだった。住み込みで働いてくれるとの事。
新しい家はいつでも移れる準備ができているそうだ。
早速、明日3月3日に宿から新しい家に移る事にした。
新しい家は部屋が一階に3部屋、二階に2部屋あった。大きめなリビングでゆったりできそうだ。お風呂もしっかり完備されている。庭も鍛錬する為に充分な広さがあった。なかなか良い家だった。
家事全般をしてくれる人はユリさんと言う人だった。年齢はミカと同じ19歳。とても良く笑う明るい人だった。こないだまで貴族の屋敷で働いていたが、そこの主人がユリさんに手を出そうとするのでイヤになって辞めたそうだ。今度の主人は12歳だから安心していると言っていた。
僕とミカが一階の部屋を使い、ユリさんは二階の部屋を使ってもらう事にした。
引っ越し当日の晩からユリさんは晩御飯を作ってくれた。王都料理名物のパスタだった。とても美味しくこれからも期待できると感じた。
住む家が決まったため、明日は早速ヴィア主任を訪ねる予定だ。ミカは封筒の開封に特に興味がないのか留守番しているとの事。ミカには今度【白狼伝説】の小説を買ってやろうと思った。
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