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有能なリーザさん

日間ハイファンタジーランク85位になりました。ここまでお付き合いしていただきありがとうございます。

今日は朝から冒険者ギルドの資料室に来ている。

ボムズ周辺のダンジョンを調べる為だ。


「アキくん、どこのランクのダンジョンにする?」


「やっぱり宝箱からダンジョン装備が出るランクだよね」


「じゃDランク以上ね」


「Dランクだとたまに冒険者がいるからC級にしようか」


「Cランクだと各地域に一つずつだから、この焦土の渦ダンジョンになるわね」


「それならその焦土の渦ダンジョンのMAPを受付で買って帰ろうか?モンスター情報はリーザさんならきっと知ってるよ」


こちらを見て苦笑するミカ。


「確かにね。1日しかリーザさんと付き合っていないけど間違いなく知ってそうね」


受付で焦土の渦ダンジョンのMAPを購入してリーザさんのいる自宅に戻った。


リーザさんは洗濯をしていた。テキパキと家事をこなしている。本当に有能な人だな。早速、焦土の渦ダンジョンの事を聞いてみる。


リーザさんは思っていた通りスラスラ答えてくれる。


「Cランクダンジョンである焦土の渦ダンジョンは、ここボムズの西門より3キロルの距離に位置しております。ダンジョン内は岩肌と溶岩で出来ていて気温は通常のダンジョンより高めです。出現する魔物は主にC級モンスターのサラマンダーになります。サラマンダーは体長が80セチルほどの蜥蜴で、身体に火を纏っています。螺旋状の火の魔法を使って来ます。溶岩から飛び出してくるため奇襲に注意が必要です。火の魔法に強く、水の魔法に弱いですね。その他の魔物はF級モンスターのカーサスです。ただし焦土の渦ダンジョンに出現するカーサスは火の特性を獲得しており赤い姿をしております。こちらも同じく火の魔法に強く、水の魔法に弱いです。焦土の渦ダンジョンで確認されている魔物はこの2つになります。下の階層に行けば行くほどサラマンダーの体長は大きくなり、纏う炎の色はより赤みを増して行きます。ボスモンスターは皇帝サラマンダーと言って体長が3メトルの大蜥蜴になります。真紅の炎を纏い大きな渦状の火の魔法を使います。出現する宝箱の中身のダンジョン装備は【鳳凰シリーズ】となります。【鳳凰シリーズ】は主に攻撃力を上げるタイプとなります。以上が焦土の渦ダンジョンの概要ですがよろしかったでしょうか?」


淡々と説明するリーザに僕とミカは呆気に取られてしまった。凄い情報量だ。

僕は呆気に取られながら返事をする。


「ありがとう、リーザさん。とても助かったよ。焦土の渦ダンジョンの宝箱は【鳳凰シリーズ】なんだ。僕も【鳳凰の杖】を使っているよ」


「焦土の渦ダンジョンは15年ほど前に初めて攻略がされております。その時に持ち帰ってきたのが1回目の攻略時が【鳳凰の杖】で2回目が【鳳凰のローブ】です。残念ながらそのパーティは3回目の攻略に失敗してしまい全滅してしまいました。その後、焦土の渦ダンジョンは攻略されずに今に至っております」


「なるほど、僕とミカで【鳳凰シリーズ】でも集めてみようかな」


「アキ様パーティには期待しております。魔石の納品が増えれば、臨時ボーナスが期待できますから」


「まぁあまり期待しないで待っててくださいね。頑張りはしますから」


僕とミカはリビングに行って小声で話す。2人でハモってしまった。


「「リーザさんって凄いね」」

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