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Renion Bridge (再会橋、再び出会う場所)  作者: 池端 竜之介
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Prologue

8か月ぶりに書こうと思いました。

書ける時間がやっととれるようになりました。

今度は、私が26年前に書いた、小説のリメイクになります。

長崎県佐世保市が舞台になります。

前作は、重い内容を書きましたので結構辛いものがありましたか゜久々に恋愛ものを書きたいと思いました。それも思いっきり、悲恋ものを書こうと思います。

よかったら、暫くお付き合いください。

今回は、時間がとれますので短い感覚でUPしたい思いますので、よろしくお願いします。

 "出会わなければ、よかった"


 という、言葉が頭に浮かんでしまう。


 "出会えたからこそ、今がある"


 という、ただしい答えが、口からもれる。


 潮の香りと、波の音が響いている。


 雨は、しとしとと降り続いていた。


 人の男が、傘もささずに、パーカーのフードだけでその場に立ちつくしていた。


 20年の時を超えた物語が、再び始まる。


 ただし、その結末は、誰にもわからない。


 出会えたことが、その結末だから。


 晩夏の夜の中に、古ぼけた白いセダンがパーキングに停まっていた。


 ハザードランプがやけにデカく存在をアピールしていた。


 リアに置かれた、スピーカーのインジケーターがうっすらと光っていた。


 ナンバープレートの支局の後の番号は2桁だ。


 忘れ去られた昭和の時代のナンバーだ。


 男のいる場所、空間だけが時代に取り残されたように見えた。


 男は、雨の中 煙草に火を付けた。


 紫煙が低く吐き出された。


 苦く、甘い思い出がよみがえってきた。


 チェック柄のシャッツワンピースと赤いミュールとワンレングスの女性の姿が、見えた気がした。


 男は、目を細めて、その姿を実体化しようとしたが、それは無理だった。


 それは、遠い過去に、置いてきてしまったものだったから・・・





 



 


 

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