表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不死鳥  作者: 鈴一ほたる
4/8

SCENE03.5


「裕君、毎朝来てくれるのよ。知らないでしょう」

「え?」

「毎朝毎朝、菜月を迎えに。遅刻寸前まで玄関で待ってるのよ」

「どうして言ってくれなかったの」

「言ったわよ、散々。でも部屋には鍵がかかってるし、菜月は朝は寝てるじゃない」

 母の言葉に自分のふがいなさを感じた。

 彼は私の為に毎朝来てくれて、放課後もうちへ寄ってから帰るのだ。

 私はそんなことも知らずに、二か月も彼に迷惑をかけていた。

「ごめんなさい」

 目頭が熱い。

「そうね、申し訳ないと思うなら明日からちゃんと学校へ行きなさい」

 母は笑っていた。

「あなたが普通じゃないなんて、誰も知らないし気づかないわ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ