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8月の雨

作者: YOU X
掲載日:2012/08/02

8月の雨って、なんかムシムシする・・・

気が付くと、あの河原に立っていた。


君と出会った場所。


そして、君を失った場所。




「ごめん・・・」


目を閉じると、君のこの言葉が、頭の中で何度もリピートされる。


目を閉じ続けると、そこに、川が流れる音が追加される。


僕たちの最初と最後を見届けてくれたこの川に感謝しないと。


次に、風の音が追加される。


いつも僕たちを包んでくれた、この風に、ありがとう。


そして、雨の音が追加された。


お前に感謝することはない。



いつもそうだ・・・



彼女の誕生日に、花束を持っていこうと思ってた。


けど、お前のせいで、花束はビショビショ。


キレイな彼女に、似合わないゴミになってしまった。



彼女と旅行に行くことになった。


けど、お前のせいで、飛行機は飛ばず、


用意してた計画は台無しだ。



彼女に指輪を渡そうと決意したあの日。


落としてしまった指輪を見つけられなかったのは、


お前が強く降りすぎて、流されてしまったからだろう。



いつもそうだ・・・



お前のせいで・・・



でも、許す。



目を開けると、向こう岸に、君が立っている。



雨の中、君が僕に気付いたのを確認し、さっき水たまりで拾った指輪を投げた。



ダイヤもない、サイズも合ってない、ただの丸い金属の輪だった。



キーホルダーか何かのパーツだろう。



でも、お前が運んで来てくれた指輪だ。



君は、目の前に落ちたそれを拾い、僕を見つめる。



僕はそれを確認し、さっき浮かんだ仲直りの言葉を叫んだ。





























「結婚しょう!」

































短編の第2作目になります。


一応、『僕』を高校生にしようか社会人にしようか迷ったんですが、


書いてるうちに、社会人になりました。


高校生に「結婚しよう!」なんて言われても、


普通にまだ早いですからね・・・


では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[一言] いいねー 仲直りが結婚しようなんて 素敵ー(*´∀`)
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