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短編集  作者: 安楽樹
【どこにでもある恋の話】
22/42

【vol.1】3.彼女とレモンチューハイ

5/29 彼女とレモンチューハイ


彼女はレモンチューハイが好きだ。

一緒に飲みに行った時も、まずはレモンチューハイを頼む。

彼女と二度目に飲みに行った時はこんな風だった。


注文は前の通り俺が適当に頼む。

……しまった頼みすぎた?

あの人全然食べないんだった。

おかげで頑張って一人で食べる事になる。

今日は邪魔が入らなかったため、彼女はノンストップだった。

けど、俺の方にアルコールがすぐに回ってきちゃって、気を使わせたみたいだ。

でもテンションはノーブレーキだった。

なかなか俺が口を挟む隙が無いほどに話してくれて、楽しそうな笑顔を見せてくれた。

俺はほとんど聞くだけだったけど、あまりにいい笑顔なので、見てるだけで楽しかったよ。

ずっと飲みながら話してて、気が付くと2時とか3時とか。

俺はもっともっと付き合っていたかったけど、さすがにそろそろリミットかな。

肩をマッサージしてもらって、アイスを食べさせてもらって、彼女の台詞「おいしいか?」だよ!?

……もうまいった。

帰りはなんだかラブラブで。二人寄り添い歩きながら、コンビニによってタバコを買った。

お茶を買ってもらって飲んだ。

とても楽しい帰り道だった。

家まで送って、そこで別れて帰るときも、彼女はずっと見送っていてくれたんだ。


そう。

彼女がとても好きな、レモンチューハイ。

酸味の強いそのお酒に、僕はどうやらすっかり酔ってしまったみたいだった。


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