夜について
私は夜が嫌いで夜が好きで夜が嫌いだ
夜は嫌なことを思い出させるしネガティブにだってなる。
例えを出すなら元カノとの記憶とか不意に不条理さを無条件で突きつけてくる気分とか。
でも泣けない、言えない…だってみんな寝てるから。
ほんのちょっとの希望すら感じられない、きっとあるはずなのに。
恵まれすぎていて今が最悪だとしか思えない。
描いてる途中でお腹まで痛くなってきた。
なんだろう、いわば負に敏感になっているかも知れない。
自分はなんてダメな人間なんだろう。
寂しくて悲しくて、でも誰にも相手をされない誰も自分を大好きになろうとはならない、なる努力をしてないから。
でも好きが欲しい、人の温かさが欲しい。
いつまでも過去に縋ってしまう。
だって好きをくれる人がいたのだから。
人の体温を感じてしまったのだから。
少しの期間だったが手紙やプレゼントをもらったんだ、けどそんな彼女はもういない、わかってるよでも、もう一回だけでも恋愛をしたい。
自分を認めて貰いたい。
そんな気持ちになる夜が嫌い。
でも夜はそれを消してくれる。
誰もいない道路、何の物音もしない静寂な世界、そっと吹く少しだけ涼しくて優しいそよ風。
溢れる思いをこの広大な敷地に広げさせてくれる。
全てを吸い取ってくれるまるで理想郷。
寄り添ってくれるこの深夜と言う概念。
私は時々徘徊をする。
それも自由な時に自由なやり方で。
全部何もかも全てが自由だと感じさせてくれる。
感謝をしてもしてもしきれないくらいやはり夜というのは美しい。
爽快感、現実との乖離感、そして少しのスリル。
こんな文を書けるのだって夜のおかげだ。
だから夜が好き。
たけども時間と言う物が経ってしまえば、その理想が終ってしまう。
だから夜が嫌い




