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刃物で襲われた!(2回目)

 「……ハッ!」


 目を覚ますと、目の前には大きな川があった。 どうやら本当に異世界転生したらしい。 川沿いには沢山の桜の木が生えていたが、花は一輪も咲いていなかった。 日本は今は春だけど、こっちの世界では春でないのか? 気温的に春っぽいんだけどな。


 ふと、自分のそばを見ると、しっかり大量のカップラーメンがあった。 見た感じ醤油味、味噌味、シーフード味、カレー味があった。 これは味にも飽きなそうだ。


 「ガサガサ」

 「!」


 何かが素早い動きで俺の近くに迫ってきた。 え、なになに。 いきなり襲われるとか勘弁なんですけど!


 「シュッ!」


 得体の知れない何かが俺の真横を横切った。 ……え、なんか肩痛いんだけど。 …うわ! 肩切られてる!


 どうやらナイフか何かで軽く切り付けられたようだ。 なんでこんなに俺は刃物で襲われるんだよ…。 今度は真正面からものすごいスピードで段々と迫ってくる。


 「ちょ…っと、タンマ! 俺は別に悪い奴じゃない!」

 「…」


 聞こえてないのか、無視をしているかは分からないが、止まる様子がない。 くそ…また死ぬのか?

 10メートル、7メートル、5メートル、3メートル。 

 くっ…また終わりか? いや、男ならせめて立ち向かえ!


 俺が立ち向かおうとしたその瞬間、その得体の知れない何かが急に止まった。


 「…できない。 できないよラグおばさん…。 無理だよ。 人を…食べるなんて…。」


 あまりにも素早くて姿を見る事が出来なかったが、身長は約140センチ程の女の子、耳は猫のようにふさふさしていて、尻尾も生えていた。 俗にいう獣人ってやつか。 服装は何故か安っぽい灰色のドレスのような物を着ていた。 そして手には俺の血がついたナイフ。 ってか人を食うって単語が聞こえたぞ…。


 「グスッ、グスッ」


 その猫少女が地面にうずくまり、泣き始めた。 どうやらもう俺を襲う様子がなさそうだ。 そんなに肩の傷も深くないし。 よし、話しかけてみよう。



 【残りのカップラーメン数】 365個

 「カップラーメン1年分が当たった俺、貧困異世界で無双する」を読んでくださり、ありがとうございます。


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