正体ってまじ?
初投稿です。ちょくちょくミスっています!そして中二病なのでご了承くださいm(__)m
「僕の負けだ」
「本当に弱いのね」
――――弱いプレイヤー、か。
僕の名前は斉藤和也。まず、僕がこのメッセージ相手に煽られている理由を説明しよう。まず僕はこいつに手加減をしている、とは言ってもゲーム配信をしているため他人からしたら手を抜いていると一目瞭然…まあ、見られることはないしいいか。僕はこうやって知らない人と対戦しては負けている。なぜなら相手が、まだ本気を出してないことを期待してるからだ……
学校はいつもめんどくさい。怒る教師、大声で喋る女子、それを耳障りに思う男子。
「くだらない」
僕は独り言を言った。幸い聞こえてはいないが、もし聞こえていたら、いじめにでもあって学校生活が終わるだろう。
学校が終わる。別にうれしくなんかないんだからねっ!……一旦冷静になろう。やっと来た、放課後。これから僕の、僕だけの時間が始まる!
「ハハ、ハハハハッハー!!!」
「ママあの人何ー?」
「見ちゃだめ」
「わかったー!ハハハハッハー!」
子連れの母親に軽く睨まれた。
僕は小声で…いや大声で言った。
「すいません!!!」
僕は恥ずかしさのあまり、その場から走って退散した。
家に帰宅し待ち構えていたのは僕の妹だった。
正確には弟も存在しているが、帰ってきていないようだ。
「何のようだ。お兄ちゃんはこれから忙しくなるんだぞ」
「それじゃあ今は忙しくないよね、お兄ちゃん?」
「いや忙しい。今、現在進行形で妹に構われて忙しくなったそれじゃあな。」
すぐさま自分の部屋へ移動する。そして僕は部屋の鍵を閉めた。妹が何かを言う声が聞こえる。そしてイヤホンをしようとした。その時――
「お兄ちゃんゲーム配信してるって本当?」
ガチャ、鍵を開け妹を部屋に入れる。
「何の冗談だ?」
「いや明らかに冗談ではないでしょ、汗すごいよ。
秘密にしてほしいよね?お兄ちゃん?」
黒い表情をした妹が言う。
「お前、それで弱みを握ったつもりか?」
ヤバい、ヤバいヤバい、ヤバいヤバいヤバい。
僕はその瞬間、この場を凌ぐ策を思いついた。
「僕がそんな脅しに屈するとでも言うのか!」
「それじゃ、私はみんなに言ってくるね」
「いちごパンツ」
妹の身体がピクリと動く。
どうだ妹よ、これが僕の策だ。
「おにぃ!それは言わないぃぃ!やく、約束でしょ!」
「そうだったか?忘れちまったなぁ」
――勝ったな。
第一話でめちゃくちゃ中二病っぽい作者だと思った方正解です!なんにせよ、無事1話が投稿できてよかったですw