祝福捧げる無垢なる創造者
少女が目を覚ますとそこは、夜空に光る青い星。そして青い海。それぐらいしか見どころの無い世界だった。過去の事を思い出す事が出来ず。記憶を失っていた少女は、そこで触手を持つ生物と出会う。溺れそうになった少女を助けたり、少女の知らないことも教えてくれた声だけ発して、触手しか見せない彼と話して行く中で、少女は自身の過去を少しだけ思い出す。
知りたくなかった自身の過去。だけどそれは、ものの数分と経たず具体的な内容を忘れてしまう。それでも、気付き残った感情が一つ。少女は以前から友達と言う存在に憧れていたのだった。
話し合い交流を深めた、姿を見せず声だけを掛けて来る彼。声の主と友達に成った少女は、多くの事を話し合う。大事な話。他愛もない話。何気ない話。
声の主と過ごした二日間は少女に取って、まさに人生初めての喜びを、友達と過ごす事の楽しさを教えた。だが、そんな日々も長くは続かない。ある日突然、声の主は少女に別れを告げた。
あまりの唐突さ、そして生まれて初めての友達を失う悲しみを知る少女。泣き出してしまい、別れを惜しむ少女に、声の主は三つの、とあるモノをプレゼントし。ある願いを託す。
身勝手に押し付けられたその願い。だが、少女は友との絆と思い。そしてまた、その願いを自身にとっても理想のものと考え、引き受けた。
声の主亡き後、彼から受け取った、知識。大地。陽光。その三つを元に、夢物語のような願いを掲げ、実現に向けて動き出す。
そして、新たにこの世界へ迷い込んだ。白銀の毛をした人狼のシフ。純白の輝くような鱗をした竜のレイクリット。それ以外にも多くの者達と出会い。交流を重ね。共に居場所無き全ての者が最後に辿り着く、これまで生きていてよかったと思える理想郷。楽園、を築くことを目指すのだった。
知りたくなかった自身の過去。だけどそれは、ものの数分と経たず具体的な内容を忘れてしまう。それでも、気付き残った感情が一つ。少女は以前から友達と言う存在に憧れていたのだった。
話し合い交流を深めた、姿を見せず声だけを掛けて来る彼。声の主と友達に成った少女は、多くの事を話し合う。大事な話。他愛もない話。何気ない話。
声の主と過ごした二日間は少女に取って、まさに人生初めての喜びを、友達と過ごす事の楽しさを教えた。だが、そんな日々も長くは続かない。ある日突然、声の主は少女に別れを告げた。
あまりの唐突さ、そして生まれて初めての友達を失う悲しみを知る少女。泣き出してしまい、別れを惜しむ少女に、声の主は三つの、とあるモノをプレゼントし。ある願いを託す。
身勝手に押し付けられたその願い。だが、少女は友との絆と思い。そしてまた、その願いを自身にとっても理想のものと考え、引き受けた。
声の主亡き後、彼から受け取った、知識。大地。陽光。その三つを元に、夢物語のような願いを掲げ、実現に向けて動き出す。
そして、新たにこの世界へ迷い込んだ。白銀の毛をした人狼のシフ。純白の輝くような鱗をした竜のレイクリット。それ以外にも多くの者達と出会い。交流を重ね。共に居場所無き全ての者が最後に辿り着く、これまで生きていてよかったと思える理想郷。楽園、を築くことを目指すのだった。
プロローグ
2022/08/06 07:04
(改)
第一節 始まりの記憶
2022/09/30 12:41
第二節 居場所を求める者達 白銀の狼
2022/09/30 12:57
第二節 居場所を求める者達 純白の竜
2022/09/30 13:05
第二節 居場所を求める者達 迷える来訪者達の捜索
2022/09/30 13:11
第二節 居場所を求める者達 集う迷い人達
2022/09/30 13:19
第三節 友との交流の日々 少年と狼
2022/09/30 13:34
第三節 友との交流の日々 竜と人形
2022/09/30 13:43
第四節 終幕 ある少女の物語
2022/09/30 13:55
エピローグ ある語り手の呟き
2022/09/30 14:01
あとがき
2022/10/01 01:55