6 ライオンは厳しいけどななちゃんは優しい
時代背景を未来→今より少し技術が上に変えました。
ε=┏(・ω・)┛ダッダッダッ
。・*・:≡(:3 ) =(¦3[____]スッ
サモナーをテイマーに改善!!
自分でも知らないうちにテイマーが定着してしもうた!
教えてくれてありがとうございました!!
……誤字報告表示されているところあそこなのか。
( ˘꒳˘)
「ななちゃん」
「はい」
「たしけて……」
「ガッテン!!」
何をすればいいのか分からない私は、ななちゃんに助けて貰うことにした。
こういうゲーム初めてだから……。
「ななちゃんのFIW初心者講座ー!!ーーーこの番組は、FIWの提供でお送り致します」
「わー!!」
「まずさひなちゃん。何か忘れてない?」
「え?何も忘れてな……あっ」
受付いくの忘れてました。
てへぺろ。
「……ごほん、受付では、冒険者の登録が出来るのです!」
「いらっしゃいませ!登録ですか?受注、発注ですか?それとも売買ですか?」
「ささ、ひな殿。」
私は受付のお姉さんに登録です、と言った。
すると目の前に1つの紙が差し出された。
そこには、名前・種族・職業ーーーその他諸々の記入欄があった。
「こちらに貴女様の氏名、種族名、職種……各々登録に必要な項目ですので必ずお書き下さいませ」
「……ななセンセ、職業って言うのは『女子高生』でいいの?」
というと、ななちゃんはオーバーリアクション気味にずっこけた。
「なわけないでしょ!!……とりあえず、今なりたいなーって思っている職業を頭の中で思い浮かべてみて。文字の羅列でもいいから、そうしたら後はAIがそれに関連する職業を示してくれるよ」
おお凄い、流石最新技術。
このゲームは驚きに満ちている!
……まぁ他のゲームをしたことが無いから分からないけども。
頭の中で思い浮かべる単語。
それは、朝モフったぬいぐるみ……。
あ、そう言えばエルフって動物と仲良くなれるんだっけ。
動物動物ー。
もんもんっ、と頭の中で思い浮かべていると目の前に文字が表示された。
そこには『テイマー』と書かれていた。
「ななちゃん!出てきた!すごい!!」
「来たか!じゃあそれを後は紙に書くだけで冒険者登録出来るぞぉ!!」
よし!!
「ちなみに何の職業だったの?」
名前を書き始めた時、ななちゃんに聞かれた。
別に隠すことじゃないし、言ってもいいよね。
「テイマーって言うやつだったよ」
「えっ」
よしっ、職業欄記入完了っと。
「ちょ、ちちちょっとまってひなちゃん」
「え?なに?」
「テイマーって、『テ』と『イ』と『マー』のやつ……?」
「何当たり前のこと言ってるの?そうだよ?」
テとモとナとー、面白い表現の仕方だなー。
……あれ?なんでそんなに青い顔してるの?
「今すぐ変えなさ「……はい!記入完了ですね!ではこちらで登録しておきますね!」………オワタ」
「え」
どうしたのななちゃん。
急に這いつくばって。
もしかして……。
「お腹痛いの?」
「んなわけあるかぁぁぁい!!」
「ひやっ、ななちゃん……急に大声出さないでよ、ビックリするじゃない……」
「ご、ごめん。だけど、ひなちゃん!!」
顔をむんずっ、と両手で挟まれ。
くいっ、とななちゃんの顔へ方向を変えられる。
「ど、どうしたの?」
「心して聞くように」
ごくり……。
「テイマーはな……」
「テイマーは?」
「圧倒的不遇職だぞ」
「ふぇ?」
もふもふな職業が不遇職だって?
「理由は簡単だ……」
「かの某運命のアプリゲームのように……」
「モンスターをテイム出来る確率が……」
そして一息おいて。
「えげつないほど低いんだ」
と、告げられた。
……あれ?私のFIW生活、終わりました?
某運命のアプリゲーム。
分かった人はなにも言わないで顔を逸らしてください。
知らない人は和英辞典で『運命』で検索検索ぅ↑(真顔)
それでも分からない人は純粋な心の持ち主です。
YahooなりGoogleなり開いて「アプリ売上ランキング合計」と検索検索ぅ↑(真顔)
深淵(廃課金)を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ。
( ˘꒳˘)