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22 合流と相対

どんなストーリー展開にするかわからなくなってきました。

ぴえん。


( ˘꒳˘)


「……!?ナナちゃん達のHPが減ってる……?」

『おそらく、戦闘中なのでしょう……急ぎましょう!!』


フレンドリストを確認すると、ナナ達のHPバーが減少していることが分かった。

キモイやつと戦っている、訳では無さそうだ。

ヒナでも簡単に倒せる敵ごときに彼らがそうそうHPを削られる訳が無い。


もしかしたら、予想外の強敵と出くわしたか……。

ここの敵はどうやら聖属性でしか攻撃が与えられない魔物ばかり、というかキモイやつばかりポップするので、急いでヒナが合流しないと危ないだろう、


「やっぱり戦ってるっぽいよね……音がだんだん大きくなってきたよ!!」


道を進んでいくにつれて剣戟の音や爆発音、誰かの声などが聞こえるようになってきた。

だんだん近づいてきているようだ。


早くみんなの元へ、という一心だけで必死に足を動かす。


そして暗い通路の終わりが見えてきた、その先に見えたのは。


『俺ッ様の帰り道を彷徨きやがって……クソゴミ如きがよォ……?』

「ヒナはァ……何処だァ!!!!」


先までヒナと相対していた暴食の悪魔ベルゼイブを射殺さんと鋭い眼差しで睨みつける、ナナだった。

互いに硬直状態……いや、ベルゼイブはどうやら余裕そうだが、ナナ達はそうでないようだ。

周りにいるエレノアやマッスルビューティも皆、肩で息をするのがやっとなほど疲弊していて今にも倒れそうだ。


・ーーーーー・


『イイ女と戦った時最後に興ざめな事が起きちまったがよォ、あのクソ女神の下僕は良かったからよォ……余韻に浸って次に移そうとしていたところを邪魔しやがって……空気読めよこの蛆虫がァ!?』

「うるっ……さいなぁ!!早くヒナを返しなさい!!!!」

『ヒナァ?……ンあァ、あの女、ヒナッつーんかァ……』

「返しなさいッ!!」


ナナが切りかかる。

その剣速は、目では追えないほど速く、そして荒々しかった。


『おいおい、雑だなァお前の剣戟はァ!!退屈だぜェ!?』


それをいとも容易く避けてみせるベルゼイブ。


「ナナっ……退いて……『ブルーファイア』、からの……『ストーム』っ!!」


ナナは後方から聞こえてきたエレノアの声に直ぐ様反応し、その場から退いた。

するとベルゼイブへと青い炎が襲いかかった。


『キレーだなァ……ってうおォ……』


それすらも余裕で避けるベルゼイブだったが、エレノアが後から使用したスキル、ストームにより青い炎の進行方向が逸れて、回避したベルゼイブへと襲いかかる。


『ハハッ、あったけェなァ!!!!』

「うそ……!?」


まさか全くをもってダメージが通らないとは思わなかったようで、驚きの声を漏らすエレノア。

そう、ベルゼイブには何一つ傷がついていなかった。


「こっちに来ると思ってたぜ!!!!」

「くらいなさーい♡」


エレノアの技を回避すると見込んで、予め構えていたナガレとマッスルビューティが回避してきたベルゼイブへと攻撃する。


だが。


『甘ェ!!!!』

「ぐっ!?」

「いやん♡」


その場で身体をぐるんっ、と勢いよく回したベルゼイブに攻撃を回避、そして反撃されて苦悶の声、1人は快楽の声を上げた。


『そろそろあの女との戦いの余韻がさァ……消えそうなんだワ……めんどクセェから纏めて、消えてくんね?』

「うるさい!!!!」

『それしか言えねぇのかよ?……そろそろマジでだるくなってきた……腹も減ってきたしよォ……』


グゥ、とベルゼイブの腹の音が鳴った。


『お前らじゃあ……俺の腹は膨れねぇようだ、が……ツマミ程度にはなるだろ?』


ニヤリと笑うベルゼイブの口から、獰猛な牙がキラリと光る。


「これで終わらせるッ!!!!」

『静かに聴けや……<<拘束の歌>>ァ……』

「「「「ッ!?」」」」


ベルゼイブが何かを口にした途端、ナナ、エレノア、マッスルビューティ、ナガレは身体がピクリとも動かなくなった。


「な、何を……したの?」

「あら、身体が動かないわ♡」


何故かマッスルビューティは嬉しそうだ。


『これが悪魔の力ってやつだ、怠惰のゴミとは違うんだぜェ?』

「何……言ってるのか……さっぱり……」

「怠惰って誰よ!?……私の事かしらん!?」

「そもそも悪魔って!?」


エレノアとマッスルビューティとナガレはなんの事だかさっぱり分からないが、ベルゼイブの視線はナナをハッキリと捉えている。

ナナに直接語っているのだろう。


本当の7大悪魔の恐ろしさを。


『さぁて……ツマミだツマミィ……』


ナナ達に近づくベルゼイブ。


『それじゃぁ……イタダキマァァァァァァ……』


口を大きく開き、その鋭く、血に染った汚い牙を剥き出しにして。

いただきますと、言いかけたその時。


「『月の光』ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」

『アァ……ッゥグッ!?……この技はぁ……』


ベルゼイブを、眩い光が撃ち抜いた。


驚いたナナ達が、光が飛んできた方向へと顔を向けると。


「……っ!!!!」


相当焦ったのだろう。

額に汗を浮かべて、本来だったら恥ずかしいので閉まっていたケモ耳とケモ尻尾を出したままにして。


銀色の毛を靡かせた魔狼と、白い虎をお共として連れている。


「ごめんみんな!!!!遅くなっちゃった!!」


ヒナが、いた。


「ヒナ……ちゃんっ!!」

「……遅い……よ」

「あ~ら♡ケモ耳も尻尾も可愛いわっ……ね♡」

「可愛い……」


『……やっぱおめェか、女ァ……』

「女じゃない!ヒナっていう名前があるんだよ!」


先程の敗北を乗り越えて。


今、最終決戦が始ま……。


『……お前に免じて、この場は引いてやるよォ……』


らなかった。


『今から24時間後、あの街を俺ッ様の食事の場にする……そこで決着と行こうぜェ……女神サマの下僕がよぉ……?』



ナガレの存在を忘れて、あとから付け足してた。


( ˘꒳˘)

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