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10 次の狩場はどこ?

ヤバい、何がヤバいかって?

とにかくヤバいんですよ。


って言うのは嘘です。

なんだこいつ。


( ˘꒳˘)


「気を取り直して……ようやくヒナちゃんと合流できたわけだけども」

「……」

「……」


「いやヒナちゃんは別にいいけどさ、流石にナガレのその反応はキモイわ」

「は?」


先程までヒナとナナによって顕現させられていた桃源郷の効力により昇天したプレイヤーの1人であるナガレ。

ヒナは恥ずかしさにより黙っているがナガレは……なので、ナナは気持ち悪がる。

その反応に半ギレするナガレ。


今にも一触即発な空気を醸し出しているが、話が進まなくなるためナナが再び仕切り出す。


「じゃあとりあえずさ、ポイント稼ぎしようか?」

「はふぅ……う、うん……行こっか!」

「おっ、……おう!」


まだ少し妖艶な雰囲気を醸し出しているヒナを見てたじろぐナガレ。

すかさずナナがナガレに対して目潰しをした。


「オウッ!?」


「さ、ヒナちゃん、行こっか」

「えっあっ、うん」


ナナに腕を引かれてヒナは魔物狩りへと向かった。

ナガレは暫くしてからヒナ達の元へと戻ってきた。


・ーーーーー・


「『翔波斬』!!」

『ピュルルルルィィィィ……!!』

「『斬鉄剣・薙』!!」

『ブブブブブブブブッ……』


「『真聖剣・カリバーン』!!!!」


『『『ギャギャギャギャッ……!?』』』


「……ナガレくん凄いんだね……」

「まぁ一応剣聖職だし、ベータテスター1位だしね」


辺りにいる魔物を剣聖のスキルで蹴散らしていくナガレ。

まさに百戦錬磨、一騎当千という言葉が当てはまるような活躍だった。

その姿は剣聖そのものだ。


……味方によっては自らの精神を正常なものへと戻すためにひたすら敵を切り裂いているようにも捉えることができるが。


周辺の魔物を片付けてきたナガレがこちらへと戻ってきた。


「へへん、一気にポイント600も稼げたぜ!!」

「へー、はーん、そうなんだね凄いねーナガレくん」

「うざ」


自慢するナガレを軽く流すナナ。

ヒナはポイント600と言われてもどれほど凄いのかが分からなかった。


「とりあえずこの周辺の魔物は狩り尽くしたし、また再出現するまで時間かかるから狩場変えようぜ」

「おーけー」

「ナガレくん、次はどこへいくの?」


ヒナの質問に答えるべく、ナガレは口を開いた。


「あそこだ、あそこの離れ島に行こうぜ」


ナガレが指さした方向にあったのは。

浜辺より遠方に在する、岩が露出している大きな島だった。



シーランディア。

その離れ島の名前である。

前述の通り草木がほとんど生えていなくて生命を感じさせない冷たい岩が辺りに露出している。

所々に穴が空いており、その穴の中には『お宝』があるとされている。


そして遠目でも確認することが可能な『人工物』と思われる神殿のような何かが島の中央に建てられており、その周囲には底が見えないほど深く空いた穴がある。


かつてシーランドにあったとされる宗教の本拠地であったとされるこの島であるが今ではその姿はなく、ただ荒廃した大地が広がっているだけだった。


「んで、今海を渡っているわけだけども……」


ナガレとヒナとナナは、こじんまりとした3人乗り用の舟を使い島へと向かっているが。


「ヒナさんはともかく!!なんでナナは手伝わないんだよ!?」

「いやだって、アンタが行こうって言ったじゃない?」


絶賛、ナガレだけにオールを任せて。

1人悲しく、舟を漕がせていた。


「てかなんでヒナさんはともかくの所に突っ込まないんだよ!?」

「ヒナちゃんは可愛いからいいのよ!!!!」


謎理論を展開しつつ喧嘩をする2人。

律儀にも漕ぎながら口喧嘩をするナガレ。


「えーと、喧嘩しないでよー、私も漕ぐからさ?」

「「ヒナちゃん(さん)は座ってていいから!!(いいぜ!!)」」

「……なんでぇ?」


何故かオールを任せてくれないことに疎外感を感じ、悲しくなった。


「もふもふ……」

「ぴゅい……」


悲しくなったヒナはラビを呼び出してもふもふしだした。

ちょっと気分が晴れた。




1章の「」の仕様変更がダルすぎて手をつけられない。

:;((°ө°));:


( ˘꒳˘)

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