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9 砂浜にてスキルチェック!! その2

ココア美味しいです。


( ˘꒳˘)


「いたぁい……」

『だからあれほどはしゃがないようにって言ったろうに……』


スキル『陽脚』を使い砂浜を縦横無尽に駆け回り、盛大に転んだヒナ。

日光の魔狼にそのもふもふで慰められつつ、次へと行動を移す。


「忘れちゃいけない、『太陽剣』!!」


そう言うと、ヒナの片手に巨大な大剣が出現する。


どすん、と。

大きな音を立てて地面に太陽剣が落ちた。

とても重かった。


「ふぬぬぬぬぬ……っ、はぁ、はぁ……両手で精一杯だよー……」


クレイモア、というか形状がフランベルジェのようなその大剣。

豪華な見た目通りに重さも規格外だった。


これを戦闘中に振り回すのはほぼ不可能に近いだろう。

……今のステータスなら。


「レベルアップしてSTR上がったら持てるようになるかな?」


いつかはコレを振り回して敵を薙ぎ払ってみたいと思うヒナであった。


「最後が、『陽爪』!!」


するとヒナの手元が太陽のように眩く光始め、指の根元から光の剣のようなものが各指に1つずつ生えて(?)きた。


「おぉ……なんかかっこいい!」


鋭く尖るその系10本の爪。

気分はさながらウルヴ〇リンだ。


「これに……『陽脚』を使って……っと」


AGIを2倍にして直線上にいた魔物へと狙いを定めて、駆け抜ける。

腰を低くし、自然の狩人、狼を意識して走り抜ける。

砂浜を蹴る衝撃で砂が舞い上がる。



「~♪……ッ?~!?」


気分よく浜辺をお散歩していた貝の魔物はこちらに急速に接近してくる謎の物体に気づき、急いで臨戦態勢を整える。


が。


「すらあぁぁぁぁーっしゅ!!」


という何か気の抜けるような、凄く弱そうな可愛らしい声と共に。

全く可愛くない10本の砕牙が、頑丈な鎧を切り裂いた。



「……っふう、結構威力高いんだねぇこれ」

『なんせ私の爪を模したモノですからね!!』


魔物を細切れにして、その威力に驚くヒナ。

もふもふ以外には容赦のない彼女であった。


「うーん、凄い砂埃で視界が悪くなっちゃったな……」

『あっ……主様……砂埃のせいで太陽光が届かなくなり、容姿を維持できません……』

「え?」


そう日光の魔狼が言うと。

ぽんっ、という音共に。


ヒナの頭とお尻からもふもふした耳としっぽが生えてきた。


『すみません……日光がないので微調整が効きづらくて……』

「んーまぁ、特に異常はないし問題ないよー!」


ヒナは気づかないが、その会話を聞いていたというか聞こえてしまった周囲のプレイヤー達はそのヒナのケモ耳しっぽの姿を見るために、砂埃の中目をかっぴらいて凝視しては目がカサカサになっていたが、それはまた別では無いお話。


「えっ……なにこれぇ!?」

「おいおい、すげぇ砂埃だなぁ……」


前の方から聞き覚えのある声が聞こえてきた。


「……えっ!?ナナちゃんと……ナガレくん……?」

「……!?ヒナちゃん!?」

「えっ、ヒナさんっ!?」


ナナとナガレと、砂埃によって偶然遭遇することが出来た。


……フレンドチャットとか、リアルで待ち合わせ場所しっかりと決めとけば良くない?とか思ったそこの君、後で校舎裏までき(ry


そしてナナとナガレは砂埃の中、目を凝らしヒナの姿を確認する。

そして次の瞬間……。


「ヒナちゃぁぁぁぁぁぁんッ!?なになになに何そのカッコ何それ何それぇ!!!」

「ヴッ……」


ナナは興奮して、ナガレは昇天した。


「えええええええヒナちゅぁぁぁぁぁぁんカワイイイイイイイイイイィ内なるおぢさんがまたこんにちはしてしまった!!!あぁ可愛いね君♡ほぉらもぉふもふもふもふさぁわさわさわさわりんちょ!!!」

「やめてぇっ!!!」


どうやら生えてきた耳としっぽにもきちんと感覚があるらしく。


ナナによるヒナの可愛がりが終わったあとには。


そりゃもう、男、いや、女プレイヤーさえも。


即堕ちしそうなほど、ヤバい光景が広がっていたそうな……。


おひたしおひたし。







つづく。


おひたさない。


( ˘꒳˘)

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[一言] >おひたしおひたし 対抗して ほうれんそ うほうれんそう
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