表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/56

3 初めてのVR世界へ!

ネトフリでパシフィック・リムのオリジナルアニメやるらしいですけどあまり期待しないでおきますね。


( ˘꒳˘)


ゲーム廃人となったななちゃんに家を追い出された後、私もゲームを始める為に早めに食事やお風呂、その他諸々を済ませたものの終わった頃には時計の針は夜の9時を指していた。


「出来たとしても、1時間半くらいかな……?」


早速ゴーグルとともに手渡された取扱説明書とともに細かい設定をこなしていく。

設定が終わった後、縁を除いた白い表面が薄い青へと変色した。


「わわっ、これで合ってるんだよね?」


壊さないかどうか、凄いビクビクする。

……もしかしたらこの機械はアレと触れ合うことも出来るかもしれないから大切に扱わなきゃ。


という期待とともにゴーグルを装着する。

すると、機械の吸気音が音を立て始めた。


『起動を確認。タイプ004999、ユーザー最終認証中ーーー認証完了。『桜坂陽菜』を所有者として登録完了。』


ゴーグルからAIの音声が聞こえる。


「おぉー、凄い!SFチックだねぇ!」


感心していると目の前にたくさんの透明な板のようなものが出現し始め、そこには写真、ネット、管理情報、設定などが書かれていた。

そしてその中には『ゲーム』もあった。


「あった!ゲームっと……選択ってどうやるんだろう?」


『ゲームーフリンフィニティ・ワールドーを起動しますか?』


画面の右端に注意書きとして映し出された『ゲームを始める時は椅子にもたれ掛かる、もしくはベッドで横になってからお楽しみください。』をしっかりと守り。


「声で反応するんだ!…イエス!!」


『フリンフィニティ・ワールドを起動します。』


少しファンタジックな効果音と共に、仮想の世界へと誘われた。


・ーーー・


5秒ぐらい経ったあと目の前に広がっていたのは自分の部屋とはまったく違う、白と薄水色の液晶パネルのような何かが浮いている世界だった。

しばらくぼーっとしていると、目の前に小さな丸が現れた。


『FIWの世界へようこそ!』


現れた小さな丸はよく見ると目のような窪みがあり、妙な愛らしさがあった。

どうやらこの丸はこの世界の案内人らしい。


「FIW……?」


『フリンフィニティ・ワールドの略でございます!』


「なるほど……!」


『さて貴方様はどうやらVRMMORPGは初めてのように伺えますが、取り敢えず貴方様のゲーム内の情報を決めていきましょう!』


「りょうかいです!」


『まずは、名前ですね!』


名前かぁ。

ななちゃんと遊ぶから、わかりやすい方がいいよね。


「普通にヒナ、でお願いします!」


『了解しました!名前・ヒナ、で登録します!それでは次に種族を決めてもらいます!』


種族かぁ、そうだなぁ。

ななちゃんから聞いたけど、こういうオンラインゲームって好きに決められるんだよね……。

ファンタジー小説でよくある人外とかにもなれるのかな?


<種族一覧>ーーーーー

・人間

・エルフ

・ドワーフ

・ワービースト

・魔族

・天族

・ピクシー

ーーーーーーーーーーー


『初めはこの7種類からのスタートで、さまざまな特殊な条件を達成することでその種族の派生系へと進化することが出来ます!』


「なるほど……!」


そして次の瞬間、私は種族を瞬時に決めることになる。


『種族によって、様々な効果がありますよ!例えばエルフは、『動植物に好かれやすい』……「エルフでお願いします!!」……ぉおう、凄い食いつきようですね…』


そう、エルフだ。

そりゃ動物に好かれやすいんだったらそれを選ぶでしょ!


『……種族は、エルフ……ということで、次は……』


そうして次はステータスを決めた。

ステータスを決めるのが少しめんどくさかった私はこういう振り方にした。


ーーーーーーーーーーー

<名前>ヒナ

<種族>エルフ

<レベル>1……あと100で上昇


<ステータス>

HPー30

MPー30


STRー5

DEXー15

VITー5

AGIー20

INTー20

MNDー15

LUKー20


ーーーーーーーーーーー


速さと賢さと運に振った理由、それは……。


ーーー動物と触れ合うためである!!


……それだけではなく、エルフという種族は速さと賢さに振った方がいいよ、と言われたからである。運は何となく。


『それでは、準備完了ですね!』


「はい!」


すると、足元が眩く光り始めた。

そして自分の下に魔法陣のようなものが現れた。


『これより、FIWの世界へと転送します。願わくば、理想の自分になれますように!』


・ーーー・


光が収まり、閉じていた目を開ける。

すると眼前に広がっていたのは。


現実と錯覚するほど美麗で。


中世の世界に迷い込んだかのような古風で歴史の重みを感じる。


「わぁ……」


あたかも異世界です!と言わんばかりの人のごった返す街だった。




次から本編と言っても過言ではない……のでは……?


( ˘꒳˘)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ