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17 一緒に遊ぼう! その2

まだ遊びは始まらねぇよ……!


( ˘꒳˘)


「……神獣って?」


「えーっとね、ちょっと待ってね?」


ナナの疑問に答えるべくヒナはスキルを使い神獣ホーリータイガーをその場に出そうとする。


……しかし!ここで聞いているナナの疑問は「どのような神獣か?」ではなく、「神獣ってあの神獣?」というFIW内でも最強格と言われる神獣の存在を確認しようとしているだけであって。

従ってヒナはまたしても見当違いの事を行おうとしているのである!!


これこそヒナである。


それを見越したのか、ナナがヒナのその行動を止めて神獣をテイムした経緯を聞いた。

流石自称ヒナの夫である。



「……なるほど、あの時何も起きてないのに突然気絶したのってそういう事だったのか」


「そうなの、その時に迷い込んだ聖域って所で神獣に出会ったんだ!!」


これまでの経緯をナナに話し終えた途端、ヒナの腕あたりが光り始めた。

すると手の甲に何やら白い紋章のようなものが浮かび上がった。


「えっ?なにこれ!?」


『それは『幸運の女神印』ですよ、ヒナ様!』


ヒナの驚きに答えるように突然目の前にホーリータイガーが現れた。


「えっ、ヒナ!?それが神獣!?」


「そう!最初はすごい偉そうだったんだよ!!」


『うっ……!!……か、返す言葉もありません……』


しょんぼりしたホーリータイガー。

そのもふもふ加減をみてヒナが獲物を見る目で見つめる。

そしてしゅばっ!!、とナナすらも反応できない素早さでホーリータイガーをがしっと捕まえる。


「うへへぇつーかまーえたぁ!!ほーら、もふもふもふもふもふぅ!!」


『ぁぁあぁっ、ヒナ様っ!!そこ、そこはぁ〜!!』


だらしなく口元を緩ませたホーリータイガー。

何となくテイムされた理由がわかった気がしたナナであった。


・ーーーーー・


「気を取り直して。……ヒナ、何したい?」


「うーん、今日はナナちゃんと一緒に色んなとこに行きたいなー」


「でもヒナさぁ、私とレベルが結構違うから行けるとこ限られるよね?」


うーん、とどうしようか悩んでいると。


『ヒナ様、ステータスをご確認下さい!』


と、ホーリータイガーが声をかけてきた。


「ステータス?」


と疑問を持ち、問いかけてみる。


『私たち神獣は上位存在という魔物の中でも一線を画した存在です。それをテイムした際、恐らくヒナ様に多量の経験値が入ってると思われます!!』


そう言われたので確認してみると。


ーーーーーーーーーーー

<名前>ヒナ

<種族>エルフ

<職業>テイマー

<レベル>10……あと50で上昇


<ステータス>

HPー120

MPー120


STRー50

DEXー60

VITー50

AGIー65

INTー65

MNDー60

LUKー65


<スキル>

・テイム……角うさぎ×6 大鹿×4 ピースフェンリル×3 ピースベアー×4

リス×2 馬×1 猿×1 ホーリータイガー×1


・女神印……神獣を呼び出すことが出来る。


・自己強化……自身の能力を僅かに上昇させる。


・仲間強化……自身の味方全員の能力をごく僅かに上昇させる。




<称号>

・生物に愛されし者

・幸運の使徒

・神獣の主

・支配人

ーーーーーーーーーーー


なにやらたくさん増えていた。


ーーーーー

<神獣の主>

文字通り神獣の主。


ーーーーー

<支配人>

生物の支配人。

テイムできる確率がごく僅かに上がる。


ーーーーー


「……ヒナ、増えすぎじゃない?」


「ホーリータイガーって凄いんだね!!」


『仮にも神獣ですから!』


情けない姿を払拭すべく、自身の良いところをできるだけ目立たせようとするホーリータイガー。


見ていて哀れだった。



某VTuberグループのLIVE。

学校のせいでリアタイ出来ませんでした。

今から見ます。

たのしみ。


ここもホーリータイガーの台詞を「」→『』へ!


( ˘꒳˘)

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