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清貧に生きる野良神官は魔物退治をしながらお金を稼ぐ夢を見る  作者: 兎野羽地郎
第四部 第十三章

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第十五話 飛竜と住む島

 翌日、人間の姿のままの黒竜の子を連れて飛竜の巣に行くと、六匹の飛竜が待っていた。

 黒竜の子を見て、首を捻っているようだったが、本来の姿を現すと、ひれ伏す様に四本脚になり頭を下げた。

 デカいのだ。二本足で立った状態なら、小柄な飛竜の頭の先は、人間で言う鳩尾の辺りになる。体も大きく足も太い。角も長い。同じ飛竜とは思えないくらいだ。翼を広げると、六匹全部が隠れて見えなくなってしまった。


 仲裁としてデューネとメルが間に立ち、ギャオンギャオンと話し合いの場が持たれた。

 途中、黒竜の子が衝撃波で岩を粉砕したり、初級魔法のはずのウインド・カッターで岩を真っ二つにしたり、やっぱり初級魔法のはずのエナジー・ボルトで岩を砕いたりしていたが、その度に飛竜がギャオンギャオンと黒竜の子に頭をこすりつけていた。強力な後継者が出来て嬉しかったのだろう。同じ群れと言う事は家族だ。母竜の続柄がどうなるのかは分からないが、死んだと思っていた優秀な甥か姪が、群れに帰って来た様なものだろう。


 後で、デューネとメルに聞いたのだが、母竜を残して群れが去ってから今までの事は、七匹とも涙を流しながらの話になったらしい。他のドラゴンと違い、飛竜だけが群れをつくるとアレックスが言っていた。その分、家族思いなのだろう。


 結論として、黒竜の子の希望が通り、月に一回通勤して来る事になった。新月の夜に来て、村人との狩りの打ち合わせの通訳をし、飛竜の巣で二、三泊して帰る。

 普段は、北東の森でアレックスに教わりながら、人間や魔物と一緒になって仕事をしたり、セレーナやレナータから島に関わる様々な生き物や歴史について教わったり、エルフに魔法を教わったりして過ごしているらしい。正に最強の生物に相応しいエリート教育を受けているわけで、この点は飛竜の方も歓迎しているらしく、よろしく頼むと言ったようだ。


 既にグウィン様と島の領主から話がいっていて、私の誘拐に関わったとされる村民達にも、飛竜との狩りには全面的な賛同が得られた。


 七匹と一緒になって村に飛んで行くと、島の領主様の手配で樽酒が用意されていて、宴会の準備が出来ていた。イノシシ肉の山盛りもあった。

 皆、飛竜を怖がってはいるが逃げる事は無く、膝まずいて祈りを捧げている。

 次期教会長に予定されているお兄さんの指示で、一斉に樽酒が盥に開けられ、竜と一緒になっての盛大な宴会が始まった。

 飛竜の棲む島は、飛竜と住む島になったのだ。




 ところで、私は一緒になって騒いでいるグウィン様に用がある。


「グウィン様。お願いしていた物は?」

「ああ、手配している」


 グウィン様は部下を呼ぶと手渡された革袋から水晶玉を取り出した。アイラに預けていたライトの玉だ。渡して貰い黒竜の子に見せる。


「良く見てるのよ」


 黒竜の子が頷いている。


「発動せよ。ライト!」


 アイラに預けてあった国境の女王の分身を込めた玉だ。

 玉は眩く心地良い温度の光を放った。


「落としたり、転がしたりしちゃ駄目よ。これは壊れるからね」


 黒竜の子に渡すと大事そうに両手で持って、嬉しそうに眺めている。


「一回で二時間しか持たないけど、連続して使えるのよ。でも、一年間だからね。来年になったら、また新しいのあげるわね。それから、消すときはね、こう言うの。解除せよ、ライト! ほら消えたでしょ? 分かった?」


 ふんふんと頷くので、自分でやらせてみせると一発で開放も解除も出来た。


「ねえ、大きくなってこれを家族に見せてあげてよ」

「分かった」


 巨大化した黒竜は、右手に光る玉を持つと飛竜達に見せに行った。

 飛竜達もドヨドヨと集まっている。


「ドラゴンと光の玉か。こういうのはベアトリクスが似顔絵にしたがるのではないか?」

「確かにそうですね」


 グウィン様と一緒になって笑った。




 翌日、黒竜の子と飛竜達は、ヘンリー様達の中型お椀に乗ったアレックスや村人達と一緒になって狩りの練習に行った。


 グウィン様も行きたそうにしていたが、もう一件用があるので残って貰った。


「グウィン様。例の司祭なのですが……」

「何かあるのか?」


 つまらなそうに飛んで行く竜を見ている。


「面会出来ないでしょうか?」

「構わんが、本人は碌に食事もとらずにただ祈りを捧げているだけだ。面会したところで、詫びの言葉しか出てこんと思うぞ」

「構いません。個人的にお話したい事がありまして。出来れば、グウィン様、島のご領主様、次期司祭に予定されている見習い司祭の方、そしてハリス様と巫女様にもご同席願いたいのですが」


 ふーん、と言っていたが、構わんぞ、と言ってくれた。




 グウィン様直属の斥候の操るお椀に乗って、司祭が放り込まれている牢屋に行く。島の領主様の屋敷の地下だ。


「ああ、ジャンヌ神官。貴女には、本当に申し訳ない事をした」


 グウィン様の言う通りだ。いきなり詫びてきた。


「お話したい事がございます」

「私に? 私の様な浅はかな者に死出の祈祷など不要です。ただ祈りながら刑場の露と消える事こそが、今の私の望みですから」


 相変わらず極端だな。結局のところ誰も死んで無いんだから、そこまで凹む事は無いだろう。


「あの、通常、この世に強い未練や執着を残した方は幽霊になると言われていますよね?」

「はい。知っております。まさか、私が幽霊になってこの世に留まる事を心配なさっているのですか?」

「いえ。幽霊にならない事を心配しているのです」

「はっ?」


 おまぬけな顔をしている。無理も無い、普通の神官は死んで幽霊にならない事を心配しないだろう。私の発言は、神官としてギリギリセーフ……だと信じたい。


「いかがですか? いっその事、幽霊になって玉に入りませんか?」


 ハリス様と巫女様が耳を塞いでいる。ヤバいかも知れないな。




 普通は幽霊を勧誘する。死んで無い人間に幽霊になって玉に入れ、とは言わないだろう。

 案の定、司祭は変な顔をした。事件の事がなければ、怒鳴っていたかも知れない。


「あの、このまま反逆者としての汚名を残すよりは、玉に入った方が良くは無いでしょうか?」


 ふむ、と司祭は考えてくれた。


「この島は小さい島ですから、幽霊も少ない。罪人の幽霊を利用するのは、確かに有効な方法だとは思いますが」

「罪人として、では無く、飛竜との共存共栄を目指した一人の司祭として、です。つまり、貴方限定です」

「私限定……。一体、何をしろとおっしゃる?」

「貴方が入った玉に込める魔法は、私のライトです。つまり、飛竜とあの村……この島でも結構ですが、その二者の繋がりの象徴になってはいかがでしょう?」


 竜は光の玉が好きだ。そして、司祭は非常に熱心な飛竜のファンだ。

 案の定、司祭は喜色を浮かべた。




 司祭との話が終わり、応接室に通された。


「上手く行くでしょうか?」


 ハリス様に聞いて見る。

 もし、発言に教義的な問題があった場合は止めて貰おうと思ったのだが、問題は無かった様だ。事前に話をしておいたのだが、少なくとも禁忌では無い、と言われた。


「分からんな。司祭の気持ち一つだろう」

「そうですね」


 司祭の死罪は免れない。本人も贖罪の気持ちもあってそれを望んでいる。

 しかし、もし、司祭が飛竜と村人との共存共栄を心底望んでいるのであれば、やり直す事が出来るはずだ。

 この世に強い未練を残した者は幽霊になる。

 ならば、幽霊になって玉に入り、飛竜と共に暮らせば良い


「巫女様はどう思われますか?」


 死にゆく者を、あえてこの世に執着を残させ幽霊になる様に誘導する。

 本来は、あってはいけない事なのかも知れない。


「ジャンヌ神官。死罪というものは、教義書に書いてあるのでしょうか?」

「書いていません」


 人が人を殺すのは禁忌だ。結果的に、ではあるが、少なくと司祭は人を殺していない。にもかかわらず法の下に殺される事になる。


「つまり、人間がこうして社会をつくるうえで必要であると、勝手に判断した結果出来上がったものです」

「はい」

「そして、女神様は罪の有無にかかわらず死んだ者の魂をお救いになる。幽霊になった後、玉に込められて人の役に立つ。そして、いずれは昇天する。要は本人が納得するかどうかだけですよ」

「はい。自己責任ですね」


 巫女様は、ニッコリ笑ってくれた。


「あの司祭の人柄はご存じでしょう? 傲慢で、ささいな事でも直ぐに感情的になる。でも司祭になった。それには理由があるのですよ」

「理由ですか?」

「ええ。あの司祭は中級魔法使いなのですが、ヒールとテレポートの魔法を得意としました。そして、戦場や魔物狩りの最前線で多くの怪我人を救ったのです。時には荒れた海で遭難した者までも」


 恐らく、我と我が身を省みず救出作業をしていたのだろう。実際に命を救われた人にとっては恩人になる。人口が千人に満たないような小さな島だ。上級魔法使いはいないかも知れない。テレポートの魔法は貴重だっただろう。こんな小さな島で、惜しげもなく高価なテレポートの魔法陣を使っていた理由が分った。


「生真面目で、義務感が強くて、いえ、強すぎて。自身孤児であるだけに、全ての孤児を教会で引き受けて養育していました」


 次期司祭予定のお兄さんが頷いている。


「早計とでもいうのか、思い込みが激しいと言うのか。もう少し人の話をきちんと聞く事が出来れば、今回の様な事はなかったかも知れませんね」


 その点については良く分かる。時折見かけるが、極端なのだ。自分の考えのみを信じ、他者の意見を聞こうとしない。時としてそう言う人物は、根が極めて真面目で心が弱かったりする。ゆえにルールに沿い、そして、自分を守ろうと他者に対し攻撃的な口調になる。


「ジャンヌ。あの司祭の死罪は妥当だと思う。そして、もし幽霊になり玉に込める事が出来れば、村の役に立つ。あの司祭に命を救われた者も、ただ処刑されるよりは嬉しく思うんじゃないか。死にゆく者に心の平穏をもたらす事は、死後の事も含んでいるとも解釈出来る。後悔と贖罪の念に駆られた者を、いわば諦めさせて女神様の元に送り出すよりは余程良いと思うぞ」


 ハリス様が言ってくれた。もしかしたら、ハリス様もアンデッドの魔法の使用に反対してはいないのかも知れない。


「有難うございます」


 お礼を言うと、きっとカトリーヌ司教も賛成してくれるさ、そう言って笑った。




 三日後、刑が執行され、司祭は首を落とされて死んだ。

 村人の多くが立ち会った。無論、村人には司祭が玉に入る事は知らされていない。島の人間で知っているのは、領主様、巫女様、それに玉を管理する教会の次期司祭予定者のお兄さんとその妹さんだけだ。いずれは、村人にも話をしていくのだろうが、少なくとも今は駄目だろう。時間が必要だ。


 私も立ち会った。

 死ぬ間際には、私を呼んで、絶対に幽霊になるから、と笑っていた。

 少々複雑だが、もしこれで幽霊になれたら良し、なれなくても本人が前向きに死に向かったのだから良いのだろう。

 フィニスでは罪人の墓は作らない。人払いがされた後、巫女様の住む神殿の裏に人知れず埋められた。

 そして、その夜、無事に幽霊となって出て来た。


「ジャンヌ神官。よろしく頼む」


 随分と流暢だ。自分から幽霊になると念じた者はこうなのかもしれない。

 しかも、いつのまにか口調が戻っている。牢屋で会った時のしおらしさは微塵も無い。昂然と胸を反らし、上から目線で見下ろしている。

 私は魔法を放つ役割だから大した苦労は無いのだが、それでも何回か練習をした。巫女様や見習い巫女様なんか前日から神殿に籠っている。


「あの、皆さん手間暇掛けるのですが……」


 文句を言うと、そうだったな、と詫びてくれた。


「巫女殿。そして見習い巫女殿達も、儂の不手際が原因で手数を掛ける。済まんがよろしく頼む」


 巫女様も苦笑している。


「まあ、このくらいの方だったから、幽霊になれたのでしょうからね」


 言われて見れば、元領主達もこんなんだったかも知れない。


「ところで、儂が玉に入ったとして、どのくらいの頻度で飛竜に会えるのだ? まさか年に一回とかではあるまいな?」


 注文の多いオッサンだなあ。狩りは二週に一回で、宴会も同じだよ。


「なに? 二週に一回! 本当か! それは有難い!」


 大声で叫ぶと、寄って来た。私の手を取ろうとしたのだろうが、空振りだ。修行が足りんな。


「む。幽霊とは不便なものだな」


 不機嫌そうにしている。


「ああ、そなた。領主に聞いたぞ。儂の後を継ぐそうだな」


 今度は次期司祭様に絡み始めた。


「はい。その様に聞いております」

「急ぎ引継ぎをせねばならん。羊皮紙はあるか?」


 ペンを持とうとして空振りしている。


「ご安心ください。玉に入って馴染ませた後は、幾らでもお話が出来ますから」

「む、そうか。ならば後で良いか」

「はい」

「そなたにも苦労を掛けるな」

「いえ。これからもご指導下さい」


 多少は丸くなったかな。




 無事に司祭は玉に入り、光の玉になった。

 飛竜の巣に持って行き、アレックスに通訳して貰うと、ギャオンギャオンと喜んでくれた。

 アレックスは、人間側の都合は兎も角も、猟師と一緒になって狩りの練習をやってくれていた。人間も竜も精霊も無く酒好き同士意気投合したようで、狩りが終わるたんびに一緒になって飲んでいた様だ。


「まあ、大丈夫だと思うぜ。後は黒竜の子に月一で調整して貰えば良いだろう」

「お疲れさまでした」

「いやいや、大した事はねえよ。なんせ土産は酒樽七十だからな。船便で運んでくれるそうだ」

「随分と、奮発しましたね」

「まあな」


 グウィン様がニヤニヤ笑っている。

 どうも裏がありそうだ。


「何かあったんですか?」


 聞いて見ると、アイラとメアリーだ、と言った。


「二人が書簡送信用の魔法陣で話をまとめてくれてな。例のレグネンテスの上手い干し肉があるだろう? あれのレシピを教えてくれる事になったのだ。この島とノーザン・グラムの隔離施設で作る分限定だがな」

「いつの間に!」


 油断も隙も無いな。


「ベアトリクスの了解も得ているそうだぞ。この島で作ったものは詰める樽にドラゴンの形を象った飛竜ブランドで、ノーザン・グラムで作ったのは兎印のアイラ=サクスブルグのブランド名で、レグネンテス産はレグネンテス王家の紋章を使って王家公認ブランドで、それぞれ売り出すらしい。ターゲットは大陸だ」


 北方のイノシシと南方のイノシシでは仕上がりが違うらしい。北方でも山の民と平地の民では味付けに使う香菜も違うはずだ。ブランド化による差別化を図って、幅広く儲けようとしているそうな。

 まあ、元はオーウェン印だ。その内に白い島全体に広まるだろう。

 で、王家は税金を稼ぐ、と。


「いや、マスと同じだ。税額は変わらん。強制労働の分は、食べる分以外は、他の者で分配だ。ノーザン・グラムも隔離施設限定だから無税だろう」

「そうなんですか?」

「ああ。その代わり、大陸との交易は王家独占だ。それに、毎月一樽王家に献上されるそうだ。週に一回水竜と共に漁をし、二週に一回飛竜と共にイノシシを狩る、いやあ、お陰で忙しくなったよ」


 何が忙しいだ。要は飲みたいだけだけだろう。




 そのグウィン様は、フィニス王都に帰ると同時に、ちょっと来い、と国王様と王妃様に引っ張って行かれた。よせばいいのに、私の無事が確認された後で報告を送ったらしい。むざむざと目の前で国賓の誘拐を許してしまったのだ。王宮が騒然となっているのを各国の大使が聞きつけた結果、セルトリア王家とノーザン・グラム王家から強烈なクレームが来たようで、出て来た時は青ざめていた。


「何かあったのかのう?」

「まあ、他家の事ですから」


 自分の家に帰ると無茶苦茶怒られるであろう老夫婦がとぼけている。


「なんとか俺のところで食い止める。ジャンヌの行動に色々制限が掛からん方が良いだろうからな」


 ハリス様が渋い顔で言ってくれた。

 良い天気だな、と王宮の窓から曇り空を眺めている不良老人にも見習って欲しいものだ。


 そして、見習い司祭のお兄さんは、騎士の叙任を受け、その後無事に司祭になった。中級のヒールが使えるそうだ。随分と若い司祭だが、幽霊になった前司祭がいる。引継ぎから始まって、色々な事を教わりながら職を全うするのだろう。


 お兄さんと共に騎士に叙任された妹さんは、アイラの工作所に入所すると同時に、王宮で礼儀作法を仕込まれる事になった。難しい教義書をスラスラと読み、筆談が出来る様に文字も綺麗に書ける。徒手格闘も仕込まれている。アイラの護衛兼侍女として期待されているそうだ。教養や徒手格闘の技術は、孤児院で仕込まれたらしい。耳が不自由な分特に念入りに仕込まれた様だ。子供の頃から厳しく育てられたらしいが、それが一つ役に立った事になる。




「ジャンヌ神官。この度は我が領内で本当に迷惑をかけた。これこの通り詫びる。だから、その、エオウィン殿をだな、なんとか宥めて貰えないだろうか。愚息も連れていって貰って構わん」


 国王様と王妃様が手を取ってきた。グウィン様はその後ろで膝まずかされて、申し訳ない、と言ってきた。ツルツル頭を国王様にはたかれ、王妃様に尻を蹴飛ばされている。


 何でも、エオウィン様が、海軍を出して島に攻め込む、と息巻いているそうだ。ノーザン・グラムの国王様も懸命に止めようとしているらしい。

 今攻め込んだら、どう考えても飛竜に反撃されるぞ。

 どうやら、もうひと悶着ありそうだ。めんどくさい人だなあ。




 第十三章 了


 一七五の会経営規模(現金宝石等、個人資産を除く)


・店舗:本店(セルトリア王国中の原)、二号店(レグネンテス東部セルトリア国境付近の村)、三号店(セルトリア王都)

・自由通行権及び自由商業権:メディオランド、フィニス、ノーザン・グラム、レグネンテス、プライモルディア

・畑地:畑地八枚(農場機能を持つ建造物を含む)

・家畜:山羊、羊、豚、若干

・契約動物:蜜蜂四群

 第十三章終了しました。ここまで読んで頂いた方、本当に有難うございました。


 この第十三章ですが、第十二章との、いわば前後編の様に、黒竜の子について書かれています。

 無論、十二章内にまとめて黒竜編としても良かったのですが、黒竜の子が主人公に出会ってから家族に出会うまでの時間を掛けた方が良いと判断し、読んで下さっている方にも少しで体感して頂こうと試みた結果、二つの章に分ける事になりました。手法として、黒竜には関係の無い北方での出来事(当初は北方遠征編でまとめる予定でした)がオムニバス的に展開する事になったわけです。


 しかし、どうやら、その試みは失敗だったようです。

 PV,ユニーク、ブックマーク、全く伸びませんでした。そして、飛竜の島のエピソードが始まると同時に一気に(あくまでも当社比です)伸びたんです。いやあ、小説って難しいですね。

 残念ながら、密かに狙っていたブックマーク二百にも届かなかったんですが、この後書きをかいている時点で自己最高の総合ポイントを達成しております。評価、ブックマーク登録、有難うございました。そして見捨てる事無く維持して下さった方には、本当に感謝です。


 そして、読んで下さっている皆様に深くお詫びしなければならない事があります。皆様はすでにお気づきかと思いますが、メアリーが得意とする氷の魔法グレイシエイトです。どうやら第九章辺りから、グレイシオと表記し続けていた様です。次章ネタばれですがではメアリーが久々に前線で魔法を使う事から、改めて彼女の覚えた魔法について見返していて、発見しました。

 どうしようか……。悩んだ結果、完結までは放置しようかと考えています。以前、これまた致命的な誤字(えーと、エングリオの国名とか、エミリー先生の名前とか……他にも色々……)があったのですが、修正するとPVが増える……恐らく、ダウンロードし直して下さっている方がいらっしゃる。

 お手数を掛けるのは大変申し訳ないので、最後にまとめて直そうと思います。もし、早く直すべきだ、と思われる方がいらっしゃるなら、お伝えください。その場合は、一括変換機能を使い、可及的速やかに修正いたします。よろしくお願いします。ていうか、数多くのお目汚し、本当に申し訳ありませんでした。




 さて、次章ですが、すでに書き上げております。従って、更新頻度は維持できます。金曜日に閑話を一題、その後週明け月曜日から、第十四章を開始します。よろしくお願いします。

 もし、お気に召しましたら、ブックマーク、評価、そして、いいねをよろしくお願いします。

 そして、何よりも、感想を是非お寄せ下さい。

 では、今後とも、野良神官の成長を見守って下さい。

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