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私はそれを恋と呼ばない
昨日までの時間を 懐かしいと思うことは
まるで一つの終わりを象徴しているようで
いつのまに この心は答えていたのだろう
言葉もないままに
たった一言 望みさえすれば
いつまでも 繋がることのできる この時代に
意思なくして 別れは訪れないの
だから再会の約束はしない
さようなら 大好きだった人
私はそれを恋と呼ばない
ただ一つだけ確かなこと
彼はそれを恋と呼ばない
尋ねるまでもなく知っていた
こみ上げる涙が始めて教えたの
私と彼の未定義の関係
どんな言葉でも繋げられない
名前のない距離を愛していたと
だから
再会の約束は しなかった。
Twitterにだけ載せていた詩。2010年代のいつか。