※注意事項
本作は、作者の別作品の中で、チョイ役でアリアが出演した話における、アリアに焦点を合わせた話になります。
そのため作中には、説明を盛り込めなかった人物名、用語名が何の脈絡も無しに提示される場面ことがあります。
本注意事項は、それらの情報を最低限説明と、原作の宣伝を兼ねて投稿させていただきました。
『宣伝いらね』、『唐突な名前とか特に気にしない』、『エロけりゃ何でもいい』という方は、上の『次へ』から本編にお進みください。
アリアが14歳の頃のある日、彼女の母国ランドハウゼン皇国が、大きく知能のある魔獣『魔王』の襲撃を受けます。
皇国はそれに対抗するため、唯一魔王襲来までに間に合う距離にいた勇者、『光の勇者』セインに救援を要請。
が、セインは既に何人もの女性を食い物にしている、クズハーレム野郎でした。
『助けて欲しければアリアをハーレムに差し出せ』というセインの要求を、アリアの父ランドハウゼン皇王は却下。
勇者との交渉は決裂に終わります。
父の対応が、決して娘可愛さの暴走ではなく、国民、他国に対するポーズが多分に含まれていることは、アリアも分かっています。
それでも、『自分がセインの申し出を拒否しなければ』と、アリアは酷く心を痛めました。
幸いにも、魔王は1人の少年と、その仲間達の奮闘により打ち倒されました。
急ぎ帝国の学園から母国に戻ったアリアを待っていたのは、穏やかさを取り戻しつつある皇都と、対照的に事後処理で戦場と化した皇宮。
そんな状況で帰国したアリアは、皇族として1つの仕事を任されます。
それは、討伐により確保した、魔王の素材の加工をするため、職人を皇国に招致することです。
アリアは母国で過ごす時間も殆どないまま、大陸最高の職人が集う街、『工房都市』レガルタに向かうことになりました。
――以下、説明不足の人物、用語説明
◆グレン
作者の別作品の主人公。
魔王討伐の中心人物で、アリアと同じ14歳の少年。
戦士としては大陸最強クラスだが、童貞かつ、とんでもない早漏。
そして据え膳の食えないヘタレ。
◆天空王グリフエラーナ
ランドハウゼン皇国を襲った魔王。
でっかいグリフォン。
グレンと仲間達に倒された。
◆邪神
魔獣とは別枠の人類の天敵。
魔獣に比べて全体数は少ないが、群れる性質があるため大群になりやすい、優先して人間襲う、1対1なら魔獣より強いと、人類にとっては魔王の存在すら霞む程厄介な敵。
◆グリムグランディア統合軍
邪神に対抗するため設立された多国籍軍事組織。
グレンはここの兵士。
◆ランダールの魍魎
レガルタとその近辺の都市で発生している、連続猟奇殺人事件の犯人。
正体は人間に擬態できる邪神。
レガルタでは、ゾンビのようにげっそりしたギルド職員に擬態していた。
◆アリア
念のため紹介すると、本作の主人公にして、作者の歪んだ性癖の最大の被害者。
アリアが登場した原作と、登場回。
ワンマンアーミー・グレン中尉の子守り休暇~俺、幼女拾ったぞ~
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第五章 月下に煌めく七色
第1話 皇王様はいつまでも娘とお風呂に入りたい
第8話 ゾンビギルド職員ゾビィ・ウォルター
第9話 危機一髪! 聖水皇女アリアちゃん