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チェリーさんに逢いたいな!


アップルとチェリーが、戦っていたころ。


学校は、お昼休みだったんだけど。



「俺と、付き合ってください。」

私は、バスケ部の小田くんに告白されていた。


「えっと。」

付き合ってください。なんて初めて言われた。


小田くんは、バスケ部の人気者で、所謂イケメンというやつ。

女の子達にもモテてて、まあ、カッコいいんだけど、


「もちろん、okだよな?」

…こういうところ。自信家で、あんまり好きじゃないのよね。クラスのゲームとかアニメとかが好きなコらを、人格否定してバカにしたりしてるし…


それに、うん。私は、あの赤い学生服のチェリーさんが好きだし…

「ごめんなさい。他に好きな人がいるの。」

「うん、じゃあ、付き合ったらバスケの応援とか来てね。……って、今なんて?」

断るなんて思ってなかったらしい。それとも、聞こえてないのかな?


「そういう自信過剰なところ、私は好きじゃないし」

「えっ、なんで、コクったの俺だよ?俺がコクってやったんだよ!」


だから何って言うのよ。

あ、スマホに通知きてた。ベジタリアン出現か。

「私、用事出来たから、じゃあね!」

「えっ、ちょっ、待てよ!」


ア然とした小田くんを残して、私は学校をあとにする。


陰で見守っていた、友達の優香と陽菜が、良くやったと言う感じで

「小田くんに莉乃はもったいないよね!」

だって。


あれっ、人気者なんだよね?小田くん!

まぁ、他の女の子からの敵意を感じる視線はあるけれどね。

でも今は、それどころじゃない。



外に出ると

「莉乃!あっちだ!行こう。」

フルート星人のナシオと合流する。

「うん、急ごう!」


ナシオに血を吸われる。

「あぁっ!」

気持ちいい。


優香が、男の子とアレするの気持ちいいって言ってたけど、これ以上なのかな?これもなんかイクって感じなんだけどな。


……処女なので、よくわかんないけど。


とにかく、魔法少女ペアーに変身した。


「あぁー。うまっ。やっぱ、莉乃はサイコーだな。」

と言うナシオ。


コイツに、イラッとするまでがセットなのかな…



現場は、そんな離れた箇所ではなく、学校近くの公園だった。


野菜の化け物が、暴れていた。


…水菜…かな?


「着くのが少し遅かったかな?フィールドの破壊率が、大分上がってる!」

ナシオが言う。

あっ、あのエセイケメン小田くんのせいで通知に気づくの遅かったのかな。


「じゃあ、攻撃してみるね!」

私は、水菜の化け物に立ち向かう。


「あ、ペアーちゃんだー。」

「これで安心だね!」

公園では、親子連れが数組遊んでいたみたい。

フィールドの外にいるので、大丈夫だけど避難しておいてほしい。


「私に任せて!皆さんは安全な場所まで避難してください!」

「「「はいっ!」」」


物陰までは、下がってくれた。

魔法少女は、地域のアイドルみたいなものらしいので、見たい気持ちはわかる。


「ナシオ。相手のランクは?」

「うーん。……わかった。Eランクだな。」

「じゃあ、いけるかな?」

「うん、今の莉乃なら大丈夫だよ!」


ナシ汁ブシャー


……ぢゃなくて

「ナシ、スプラッシュー!」

水菜の化け物に、攻撃を開始した。

「グググっ!」

お、効いてる!

水菜からは、葉っぱが飛んでくるけど、見える!かわせる!

水菜の攻撃が止んだ!じゃあ、もう一回!


ナシじるぅ

ぢゃなくて


「ナシ、スプラッシュー!」

効いてる!

「もういっかい!」


何度目かの攻撃で、水菜の化け物は四散して無くなった。

「倒せたのね?」

「うん、お疲れさま。莉乃!」



……あれっ、

なにか物足りないなぁ


あっ!赤い学生服のチェリーさんが来てくれてない。

あのチェリーさんの援護、また受けたいよ。


ナシオに吸われる時の直線的な気持ちよさとはまた違って、チェリーさんからは、安心な感じ、包まれて暖かい感じ。なんか幸せって思うんだよね。



…もしかしたら、簡単に倒してしまうとチェリーさん来ないのかな?


前みたく苦戦したらチェリーさんにまた逢えるかもしれない。


でも、もうあんな怖い思いしたくないよぉ。




この調子で続けたいです。


ここまで読んでいただきありがとうございます。


続きが気になる。

とか、おとうさんガンバれー

とか、少しでも思っていただけたら、

下の☆から評価してもらえると、とても嬉しいです。


感想、ブックマークとかも、今のところ書きだめがないので、直接私に注入されるガソリンになります。


読んでもらえるだけで、ありがたいです。

お手数でなければ、よろしくお願いします。



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