また、逢いたいな!
やっと逢えた。
やっぱりチェリーさんは、赤い学生服を着ていて、とにかく優しいお兄さんだった。
エリンギからの攻撃から守ってくれた。
手を繋いでくれたぁ。
そこから注いでもらった力の、暖かくて優しくて力強くて。
幸せがみたされる感じ!
頭を撫でてくれたなぁ
誉めてくれた。
嬉しかったなぁ。
また、逢いたいよぉ。
あ、でも、チェリーさん。アップルさんと仲良さそうだったなぁ。
アップルさんは、大好きなお姉ちゃんだから……
うぅ、気になるよ。
「ただいま~」
あ、おとうさん帰ってきた!
「おかえりなさい!」
良いことあると、自然と声が弾む。
「お、元気だね!なんか良いことあった?」
あ、わかっちゃう?チェリーさんのこと話したいけど、
「エヘヘっ。内緒だよ!」
前、変な空気になったしね……
「ま、莉乃が元気なら、それで良いんだけどね!」
優しいおとうさん。だから好きなんだよね。
「ん。あ、おとうさん。先にお風呂にする?ご飯もすぐに用意できるけど…。そ、れ、と、も、ア、タ、シ?」
「あー、もう、それいいって。テレるだけだろ!」
なんか面白くて、この冗談、気に入ってるの。
それに、返答に困るおとうさん。かわいいっ!
この前は、私が照れちゃってダメだったけど…
お風呂からあがってきたおとうさんと、夕食にする。
今日は、良いことあったから、おとうさんの好きな唐揚げ作ったの。
「唐揚げ!ウマイな!」
あ、誉めてくれた。やった!
「うん、下味工夫してみた。」
「お料理も上手になってきたし、気も効くし、冗談も言える。良いお嫁さんになるなぁ!」
また、頭を撫でられる。チェリーさんとは違う?けど、これはこれで嬉しい!
「エヘヘっ。お嫁さんだなんて、まだ早いよ!おとうさんが先にお婿さんにならないと!」
「そ、それは、うーん。考えておくよ。」
あ、真面目にとらないでよ。それとも、なにかアテがあるのかな?
もし、彼女ができたとしたら、娘の私がチェックしないとね!
おとうさんは、まだ、渡さないよ!
でも、おとうさんが本気で結婚したいなら、反対しないし邪魔もしないよ!
その後も日常的に、Eランクの野菜の化け物を倒したりしたんだけど、やっぱり苦戦しないと、チェリーさんは来てくれないみたい。
「ナシ・スプラッシュー」
今日も魔法少女ペアーは、元気にナシ汁全開です。
攻撃力が、大分上がってきた!
Dランクも、私一人で撃破できるようになってきたよ!
あ、でも、ますますチェリーさんに会えなくなるのかー。
「ねぇ、ナシオぉ」
アシスタントみたいな感じになってる梨の妖精?に声をかける。
「なんだいリノ?」
「魔法少女…あ、男の人だから魔法使いかな?会いに行ったりできないのかなぁ?」
「チェリーのこと?うーん、どうだろう。リノと同じで、彼も普段は普通に暮らしてるからねぇ。」
「助けてくれた、お礼がしたいだけなんだけどね。」
「うん、気持ちはわかるんだけどね。」
くぅー。ナシオめ。役に立たないなぁ!
ん、苦戦していると、チェリーさんが助けに来てくれる?
苦戦すると……
苦戦か…
あー、ダメダメ。チェリーさんに会いたいからって。
ダメよ莉乃!
敵は全力で倒すのよ!
でも、……チェリーさん……
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
莉乃の友達について、こんがらがっていたので、ごめんなさい。訂正はしておきました。
他にも、なにか気になることあれば、遠慮なく……
いや、お手柔らかに指摘していただけると助かります。
ちなみに友達の設定
山野陽菜 ポチャリ目の可愛いコ。未経験。
斉木優香 癒し系のおっとり美少女。幼馴染みと経験済。
渡瀬舞 モデル系の超絶美少女。本人は一途だけど、経験人数多数…
千葉莉乃 どこにだしても恥ずかしくない俺の自慢の娘。可愛いよ!
で、物語を進めていきます。




