スイート龍雅

#0 プロローグ

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　苦しい。狂おしい。止めてほしい。

　夢の国は廃墟の国となり、人々の笑顔は僕への軽蔑と化した。

　拾ってはならなかった。安易に手を出してはいけなかった。あの日僕が出逢った苺は麻薬同様の果実、否、果実同様の麻薬だったのだ。

　僕の目の前に青い亀が現れた瞬間、僕の人生は、いや、世界の運命は―――――――――大きく変わった――――――――。