プロローグのような物
初心者です。
語彙力がなくて申し訳ありません。
よろしくお願いします。
ーー幼い頃からずっとヒーローに憧れていた。
悪役を倒して周りに尊敬されるような、華やかな物語の主人公になりたかったんだ...誰だってそうだろ?
ま、当然そんなものはいるはずがないし、いないものになれるわけもない。
今じゃ立派にキモオタライフを満喫し、特に何のイベントも起きないまま気づけば高校二年生...夢も希望もないな全く。
おっと自己紹介が遅れてすまん、俺は藤原恭介まぁどこにでもいるボッチのキモオタ...俗に言う陰キャラってやつだ。
「おい陰キャ」
友達も少ないしコミュ力もない、趣味と言えばアニメと特撮観賞くらいで...。
「陰キャの癖に無視すんなよ、さっきからなに描いてんの?」
なにやら後ろから雑音が聴こえる...またいつものか...。
「おい見せろよ...なんだこれ?」
まただよ...馬鹿にしたような不快な笑い声が教室中に響く。声量の調節ができないのかこいつらは...。
「なにこれ?なんのヒーロー?」
「こ、これはニチアサでやってるマッドマンってやつで...」
「なにお前まだこんなんみてんの?やば、おい、ちょっと見てみろよ!頭おかしいぞこいつ!」
とまぁこれが俺の日常だ。
こんなのがほぼ毎日だぜ?なのにいまだに皆勤の俺を誰か褒めてくれ。
こんなつまらない日常がずっと続くと思ってた...だがある日を境に俺の日常は終わりを告げることになる。
なにも始まってなくてすみません...あくまでもプロローグなのでこれから面白くなる...はず...